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qiree.hatenablog.com
はじめに 10月より放送の始まった『天体のメソッド』。その原案・脚本をつとめる「久弥直樹」という名前に、聞き覚えのない視聴者も多いのではないだろうか。 久弥直樹は90年代末~00年代初頭にかけ『ONE~輝く季節へ~』『Kanon』などのPCノベルゲームを手がけてきたシナリオライター。京都アニメーション制作でアニメ化もされた『AIR』『CLANNAD』の麻枝准とともにゲームブランドKeyを立ち上げ、「泣きゲー(=泣けるゲーム)」の一大潮流を作り出した(一部で)伝説的な人物として知られる。しかし2000年の『Kanon』を最後に引退同然の形となってからは、2007年のアニメ『sola』で原案・一部脚本をつとめた他には公に姿を現すことなく、長く沈黙を保ったままだった。その彼が七年ぶりに表舞台に復帰を果たした作品というのが、この『天体のメソッド』なのである。 新進スタジオによる制作体制や若手声優の
『メカクシティアクターズ』ライブイベント「MAKE a MEKAKUCITY」。2日目の8月15日、足を運んできました。 結論から言うと、「カゲプロすごい」。何がすごいって、完全にキャラが演者を食っている。歌い手のコールよりMCより、アニメのCVでなされる場内アナウンスのほうが歓声集めるんですよ! しかしそれこそがカゲプロの凄味の本質であり、現代における「キャラクター」と「人間」の関係性の写し絵でもあると思うのです。かなり貴重な空間を体験してきた確信があるので、以下少し長いですが、書きしたためました。 場内での注意事項が、どもり気味の「シンタロー」によってアナウンスされる。「MAKE a MEKAKUCITY」と冠された今回のイベント。メカクシ団のメンバーがこのライブを企画して、照明やらPAやらの裏方仕事全般も、各キャラが担当しているという体で進行していく。途中で寸劇めいた掛け合いが入るの
アニメ『メカクシティアクターズ』、ついに第1話が放送されましたね! のっけからこれでもかというくらいのシャフト空間(やけに広くて近未来的なシンタローの部屋!)や、いわゆる「シャフ度」の連発で、なるほどこうなるのかー、と新鮮に驚きつつ視聴しました。 しかしネット上の感想を観るかぎり「よくわからなかった」「これがいま一番中高生に人気なコンテンツなの?」といった声が多かったのも事実。 そこでそんな視聴者のために、『メカクシティアクターズ』を視聴する際のポイントを解説します。特に第1話で多くの人がつまずいたであろう、「時計をモチーフにした謎の空間」と、そこに佇む「赤いマフラーの少女」について言及していきます。 (注:以下、ややネタバレ要素あり) ■「ループもの」としての「カゲロウプロジェクト」 ざっくりと説明すると、「カゲロウプロジェクト」とは音楽・小説・漫画・そしてアニメと複数の媒体にまたがって
2014-04-06 『カゲプロ』ヒットの秘密はiTunesにあり!? 「ループ」と「シャッフル」から読み解く没入の仕組み(前編) なぜ『カゲプロ』だけがアニメ化されたのか ボーカロイド楽曲がある時期を境に、「初音ミク」や「鏡音リン」といったボーカロイド「本人」のキャラクター性を活かしたものから、それとは全く関係のない独立した物語を描くようになっている……ということはよく指摘されていますが(ボーカロイド史論 ~物語化するボカロ楽曲~ | ねとぽよ などを参照)、中でも『カゲロウプロジェクト』の勢いは突出しています。アニメ化に至ったものなど、それこそ『カゲプロ』くらいのものです。 なぜ、数ある「物語化した」ボーカロイド楽曲の中で、『カゲプロ』だけがこれほどの人気を獲得することができたのか。その秘密は、私たちの「音楽を聴く」という体験そのものに関わる、「没入の仕組み」の存在にありました。 ここ
ついに4月13日より放送がスタートする、「カゲロウプロジェクト」アニメ版『メカクシティアクターズ』。 複雑多岐にわたるこの「プロジェクト」の全貌を理解する上で、手助けとなる情報をまとめました。リファレンスとしてお役立てください。 ■公式系 ・メカクシ団作戦本部|じん(自然の敵P)「カゲロウプロジェクト」公式サイト ・「メカクシティアクターズ」公式サイト ・~カゲロウプロジェクト~ ‐ ニコニコ動画:GINZA(※じん氏本人のマイリスト) ・カゲロウプロジェクト - Wikipedia ・カゲロウプロジェクトとは (カゲロウプロジェクトとは) - ニコニコ大百科 ・カゲロウプロジェクト (かげろうぷろじぇくと)とは【ピクシブ百科事典】 ■インタビュー ・じん(自然の敵P)1万4千字ロングインタビュー・音楽を使って物語を伝えたい ・『カゲロウデイズ』 じん(自然の敵P)氏インタビュー - アニ
2014年は「カゲプロ」こと「カゲロウプロジェクト」が、来る。 先ごろ4月からのアニメ化(『メカクシティアクターズ』)も発表されたし、中高生を中心とした熱狂を見せているこのムーブメントがより広い層にリーチしていく年となるだろう。 カゲプロについては語りたいことがいくらでもあるのだが(Key/麻枝准をはじめとするノベルゲーム文化との関係や、「ロキノン系」からの音楽的な影響、音楽の消費形態の変化という観点など)、新年一発目のエントリーとして、カゲプロの持つ文学的な側面、物語としての核心に触れておこうと思う。 カゲプロは背後に大きな物語の存在を匂わせつつ、楽曲単位で断片的に出来事を見せていくというスタイルを取っているのだが、これが基本的には「ループもの」的な世界観であることが示唆されている。(Wikipediaによればシリーズ中でもキーとなる一曲のタイトル「カゲロウデイズ」という語自体が、ループ
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