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パリ五輪
sacredstory.info
これはロシアの昔話の研究をしていたプロップによる物語構造の整理の仕方です。下記の全ての要素を使うのではなく、この中からいくつか選んで整理すると(ロシアの魔法昔話の)全ての物語を説明できてしまうという性質のものです。最も単純な物語構造の整理には「行くと帰る」や「喪失と回復」がありますが、細かく見るのもこれはこれで便利です。 ◆31の機能分類 「留守もしくは閉じ込め」,「禁止」,「違反」,「捜索」,「密告」,「謀略」,「黙認」,「加害または欠如」,「調停」,「主人公の同意」,「主人公の出発」,「魔法の授与者に試される主人公(贈与者の第一機能)」,「主人公の反応」,「魔法の手段の提供・獲得」,「主人公の移動」,「主人公と敵対者の闘争もしくは難題」,「狙われる主人公」,「敵対者に対する勝利」,「発端の不幸または欠如の解消」,「主人公の帰還」,「追跡される主人公」,「主人公の救出」,「主人公が身分を
物語の基本構造としては、この二つはまず知っておく必要があります。 1.「行くと帰る」(Going and Returning) 2.「喪失と回復」(Lost and Recover) 逆に言うと、この二つの枠組み(フレームワーク)があれば物語を構造的に見ることはできるということです。これに「試練」とか「成長」とか、適切な抽象度のキーワードを組み合わせれば物語の枠組みは完成します。たくさんの要素がある複雑なフレームワークというのは、単純なフレームワークの拡張パックなのです。有名なキャンベルの「英雄の旅(ヒーローズジャーニー)」という枠組み(フレームワーク)も、単純化すれば「行く→試練→帰る」に集約されます。 青い鳥を探しに行く話、父親探しの話、居場所探しの話、などは「喪失と回復」で説明できます。アイデンティティーや居場所といったものが失われた状態で話がはじまり、満たされることでハッピーエンド
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