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時代 殷時代後期(前11世紀) サイズ 高 35.7㎝ 後肢で立つ虎が人を抱え、丸のみにするかのような不思議な造形を表す器。釣手と蓋のつく卣と呼ばれる種類で、酒を入れたとも、酒に香りづけをするための香草の煮汁を入れたとも言われる。驚異的な鋳造技術が発揮された中国青銅器を代表する逸品。 作者 伊藤若冲(いとうじゃくちゅう) 時代 江戸時代(18世紀) サイズ 縦 139.0㎝ × 横 78.9㎝ 材質技法 絹本着色 四手辛夷と海棠が花盛りのなか、メジロが枝で身を寄せあい「目白押し」。伊藤若冲(1716~1800)は江戸中期に活躍、強烈・奇矯な画風で奇想の画家とも呼ばれる。ここでは、実物観察を重んじた彼らしくメジロ独特の生態に着目、小鳥への素直な共感が感じられる。40代前半の作と考えられる。
古来、語り読み継がれてきた物語は、古くから絵巻物など絵画と深い関係にありました。和歌もまた、三十一文字の世界が絵画化されたり、絵に接した感興から歌が詠まれたりと、絵画との相互の刺激から表現が高められてきました。 物語絵や歌絵の特徴のひとつは、精細な描写と典雅な色彩。宮廷や社寺の一級の絵師が貴人の美意識に寄り添い追求した「やまと絵」の様式を継承することでしょう。そして、ストーリーに流れる時間を表すかのような巻物、特別な場面を抽出してドラマティックに描き出す屏風など、長大な画面にさまざまな表現が生まれました。古典文学は、後世の人々が自分自身に引き寄せて味わうことで、読み継がれ輝き続けてきました。それに基づく絵画もまた同様です。 本展では、近世の人々の気分を映し出す物語絵と歌絵を、館蔵の住友コレクションから選りすぐってご紹介します。雅やかで華麗、時にちょっとユーモラスな世界をお楽しみください。
OUR MUSEUMS WISH TO EXPRESS SINCERE GRATITUDE FOR THE FOLLOWING SUPPORTING MEMBERS.
当館は、住友コレクションをはじめとした美術品を保存、研究、公開する美術館です。京都(鹿ヶ谷)と東京(六本木)の二館あります。
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