去る日曜日、頬付氏とともに映画を見に出かけた。 お目当てはベイビー・ドライバーだったのだが、上映館が少なく県内ではやっていないため、お隣の県まで足を延ばすこととなった。 で、時間もあるしせっかくIMAX設備がある劇場まで来たということで、最近話題の『ダンケルク』も併せて視聴してきた。今回はその感想を記す。 www.youtube.com 『ダンケルク』は、第二次世界大戦においてドイツ軍に包囲され、フランスの港町ダンケルクに追い詰められた四十万人ものイギリス・フランス連合軍の兵士たちを救うべく決行された大規模撤退作戦を描いた映画だ。 この作品でまず感じたのは、「当時その場所にいた人間の追体験」を徹底したテーマにしているということだった。作品全体を通じて、セリフや背景説明、人物描写などは極力省かれている。そのかわり、映像と音響によって登場人物が見ていた風景、聞いていた音が克明に描き出され、その