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『ケインズはこう言った』(高橋伸彰著、NHK新書、2012年8月刊)を読みました。著者は1953年生まれ、立命館大学教授。 ケインズならば、迷走日本を見てどのような処方箋、解決策を提言するだろうか。 著者は、「現在の喫緊の課題は、デフレ脱却でも財政再建でもない。何よりも雇用の不安を停めることである」。ケインズもそういうに違いないという。 ケインズは体系的な研究書よりむしろ時評を好んだ。私は理論的な研究書とされる『一般理論』も、ケインズにとっては時評だったと考えている。ケインズの経済学では、その時々における緊要な経済問題は何かという洞察が先に現れ、理論は具体的な政策に説得力を持たせる道具として後から登場する。 1929年に世界大恐慌に陥ってからは、働きたくても働く機会を得られない「非自発的失業」が増加した。ケインズが『一般理論』で明らかにした非自発的失業の原因は経済全体の需要不足である。その
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