「HASAMI」のマグカップなどで人気の波佐見焼。 近年注目を集めるようになったのはなぜ?焼き物づくりのきっかけは、豊臣秀吉? 今日は意外と知らない波佐見焼の今と歴史をご紹介します。 波佐見焼の商品一覧 <目次> ・地理から見る波佐見焼 ・波佐見焼の特徴 代表作「くらわんか椀」に見る庶民文化 ・波佐見焼の歴史 ・現在の波佐見焼 HASAMIの登場、ますます人気の陶器市 地理から見る波佐見焼 波佐見焼とは、長崎県の中央北部に位置する波佐見町付近でつくられる陶磁器のこと。 400年以上の歴史を持ち、現在でも日用食器のおよそ16%のシェアを誇るが、長らく「有田焼」として売られてきた歴史を持ち、近年までその名前が表に出ることは少なかった。 というのも波佐見町は、有田焼が生産される佐賀県有田町と隣り合う県境の町。中央は平野部、周囲は小高い山々に囲まれた盆地地形をなし、とくに南東部の山々からは磁器の元