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猫
suzuhazu-journal.hatenablog.com
今日のカウンセリングも懺悔タイムだ。 「要するに、どうしようもない寂しさを抱えているんです」とあたくしは言う。 今日の先生は笑わない。 だいたい、ちょっと前まで「先生が好きでしょうがない!」と言っていたあたくしが、今度は「相談者に夢中です!」と言い出して、先生はどう思っていらっしゃるのか? 先生は、あたくしの相談者への逆転移が思いの外、深刻なことを憂いている。 「だから、その気持ちをなんとかしようと、躍起になって愛情の対象を探そうとするんです」 この気持ちは、恋心に酷似しているけれど、恋ではなく、幻だってことも分かっている。 先生への恋心しかり、相談者への恋心しかり。 「そうだね。それは恋とは違う。君の気持ちはもっと洗練される必要があるね」 自分の中に沸き起こった感情が何なのかよく分からないから、それを「恋」というカテゴリーに放り込んでしまうのだ。 相手が男性だから、恋のように錯覚するのだ
この数ヶ月間、ずっとこの言葉が頭から離れなかった。 「たゆたえども、沈まず」 ああ、まさに今のあたくしの言葉だなぁ、と思いながら。 調べたら、フランス、パリ市の標語だそうだ。 「揺れるだけで、沈みはしない」 そうそう、ずっと、揺れているのだ。 でも、あたくしは、なんとか沈まずに暮らせている。 あたくしの、“全般性不安障害”の再来を予感させるソワソワをスイッチONした主は、こともあろうに、その後も事有る毎に職場で爆発した。 頻度としては、2週間に1回くらいだと思う。 ちょっと多い(笑)。 その人が、あたくしに怒っているのではないのだということは、すでに解っていた。 怒りの対象は、この職場の全ての人…おそらくその人自身をも含んでいるのだ。 少しでも思い通り、予定通りにならないと、恫喝の主はしきりに爆発した。 そうしてその時は、そこにいる誰しもが、傘も持たずに原っぱで雷雨に遭遇した時みたいに、早
今回は、前回の話題の続き。 カウンセリングで、あたくしは昨年末の事の顛末…つまり恫喝を食らって凹んだ一件…をお伝えしたのだが、先生は、その長々とした話を聞いた後に、静かに言った。 「…それは、災難だったね」 いや、いや、いや、それでですね、今、自分、壊れかけてるっぽいんですよ。 自分は、一生懸命に説明する。 夜中に目が覚めるし、朝は憂鬱で職場に行きたくない、職場で食べる昼食は喉を通らない。 それにね、あのソワソワが…“全般性不安障害”特有のソワソワが…止まらないんですよ。 自分は、あの一件以来、かなりポンコツになっている。 注意力散漫、短期的記憶力減退。 今までのあたくしと違うところは、取り繕うことを辞め上司に申告したこと。 「1日も早く元に戻るために休息を多めに取りたいのです。しばらく残業は勘弁してください」 ちゃんと、許可を得ることができた。 職場の人も、年末の件はご存知で、理解してく
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