サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
掃除・片付け
tokujirou.hatenablog.com
「障碍」の字の由来について、故丸山一郎先生(元埼玉県立大学教授)は5年前の小論文に「碍の本字は礙であり、大きな岩を前に人が思案し悩んでいる様を示す。つまり自分の意思が通じない困った状態。意思が通らない、妨げられているという同じ意味の障と碍を重ねた障碍は人が困難に直面していることを示す言葉であった」と書いておられます。この「障碍」こそが「チャレンジド」の的確な邦訳であると主張する人もいますが同感です。 内閣府の障がい者制度改革推進会議の構成員である佐藤久夫先生(日本社会事業大学教授)が同会議へ提出された資料によれば、佐藤教授は10年前、香港を訪問された際に丸山教授とご一緒に国際リハビリテーション協会(IR)社会委員長ジョセフ・コック氏から上記の「障碍」の由来の話を聞かれたとのこと。 他方「害」の字の由来、語源はどうでしょうか。一般にはこの字にはマイナスイメージがあるといわれていますが確かに害
文化庁あてに「碍」の追加に関するパブリックコメントを提出するにあたり故丸山一郎先生のことを想起しました。丸山先生は埼玉県立大学の教授でしたが昨年(2008年)3月に逝去されました。 障害者福祉論がご専門で1980年代には厚生省の専門官を務められたこともありお亡くなりになるまで日本障害者協議会(JD)の副代表でした。 「碍」に関する同氏の小論文を以下に転載します。建帛社だより「つくし」平成18年1月1日号に掲載されたものでネット上でも公開されていますので転載は問題ないと思います。 障礙」から五十五年―まだ残る「害」 丸山 一郎 このところ、 マスコミ各社からの 『近年自治体が障害者の 「害」 の字を使わない理由は』 との問い合わせに私見を述べているうちに、 この改変の動きの先頭に立っているかのように言われてしまった。 「障害者」 という用語は、 一九五○ (昭和二十五) 年 「身体障害者
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『tokujirouの日記』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く