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円安とは
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無限オートマトンに関連する先行研究を漁っていてユーリ・シュレーダー(1927-1998)というロシアの数学者に行きあたったので紹介します。 オートマトンの分析と合成の、論理的方法と再帰的方法と演算子による方法 1959年にユネスコがパリで開催した情報処理国際会議(現在では情報処理国際連合(IFIP)が2-3年に1回開催する世界計算機会議(WCC)に引き継がれている)で発表された業績。この会議は、東西冷戦の構図が確定した時期に、西側諸国の中では比較的親露的なフランスで行われており、当時貴重だった東西交流の機会だったと思われる。予稿集の目次によればテーマはデジタル計算の方法、記号計算、自動翻訳、パターン認識と機械学習、計算機の論理設計、計算機の未来、アナログ計算とデジタル計算の関係、エラー検出と訂正、情報の収集、格納、取得などが挙げられている。当該発表は記号計算の項にあり、J. W. Back
前置き Web小説『幻想再帰のアリュージョニスト』における「呪術」についての考察の予備作業として 関連:人間の言葉がある制約条件を課した物理的な系の解ならば 言語の発散:概念定義と音韻や表記の差異化 おおむね19世紀末からの思想潮流で、地口やアナグラムへの着目というものがみられる。これは言語というものが音韻や表記の差異を作ることによって新たな概念を表現する用語を産み出す、ということに言語学者、作家、哲学者が自覚的になったことによる。 言語学者フェルディナンド・ド・ソシュールは晩年にアナグラムに着目した。 ジェームズ・ジョイスの後期の作品は普遍性の無い造語で溢れ、意味の通る文章ではなくなってしまった。 哲学の世界ではジャック・デリダの「差延」(differance)という用語が文法を参照しつつ一種の駄洒落、「差異」(difference)の同音異義語として造語された。マルティン・ハイデガーの
昔「狂った人達」という名スレがいちごびびえすというところにあったんですよ。 追記:クレジットするの忘れてた!長沼伸一郎のこの文章に触発されたことは否めない→知的世界の仮想的海洋は、どのような距離と深度の関係で構成されているか いいかげん数学をロマンティシズムから解放すべき 一定レベルを超えて傑出した数学者のある割合は病的パラノイアに冒されるという経験的事実があって、例はいちいち挙げないけど、これを「無限という概念は人間にとって有毒なのかも」みたいな解釈をする人が多い。 たぶんそうじゃなくて、全体的な閉じた世界観を構築すること自体がパラノイアの原因で、そしてそこまで精緻に考えつめる人の外的現実はたいてい貧弱で、閉じていて、開いた現実を退けるような不健全な性格の人が多い、だからあたりまえに生きてる人なら誰でも感じる人間の認識能力の実際的限界が感じられなくなるし、全体観を道具主義的に扱えなくなる
こんな本を買いました ノーベル賞経済学者の大罪 (ちくま学芸文庫) 作者: ディアドラ・N.マクロスキー,Deirdre N. McCloskey,赤羽隆夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/10/07メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る毒々しく残念な邦題は本書の原題 The Vices of Economists: The Virtues of the Bourgeoisie を忠実に反映してはいません。売れればいいってことでしょうね? 反経済学本を腐して暇を潰すのは評者の唾棄すべき退屈な悪趣味であると認めますが、本書の価値は読書人が通常期待するようなイデオロギーやアネクドート、定型的な経済学批判に尽きるものではありません。 学説史的背景 本書の著者、ディアドラ・マクロスキー(Deirdre McCloskey)が標榜する、経済学上の学問的
こういう雑誌が出ました 評者は学生時代以来20数年ぶりにこの雑誌を買いました。 現代思想 2013年8月臨時号 総特集=フォン・ノイマン ゲーム理論・量子力学・コンピュータ科学 作者: J・フォン・ノイマン,K・ゲーデル,西川アサキ,野崎昭弘,佐藤文隆,今野浩,高橋昌一郎,小島寛之,小澤正直,池上高志出版社/メーカー: 青土社発売日: 2013/07/12メディア: ムックこの商品を含むブログ (5件) を見る 総評 予告されていた人選から想像した以上にきちんと各方面から人を選べていて、今回の主役たるジョン・フォン・ノイマン*1の業績について光を当て得ている。通り一遍の「ストレンジラヴ博士」像に寄りかかった記事は、まさに「ストレンジラヴ博士」としてのフォン・ノイマンを論じた記事も含めて、皆無であったことは強調したい。 欲をいえば計算科学(数値計算、天体力学、数値流体力学、格子量子色力学等)
追記:個人的な調べものの一部です。いろいろ言葉遣いとかがわかってない感じに微妙なのはご容赦ください。オートマトン理論の本職の研究者の方が面白いネタエントリの材料にしてくださったので調べた甲斐がありました。 数学、特に解析学における “regular” および日本語の「正則」は、実連続関数の smoothness すなわち derivabilityに関わる文脈で使われることの多い語である。これは当該関数が多項式で表現可能であるか、少なくともテイラー展開(形式的冪級数による表現)可能であることを示しているものと解される。複素関数論での「正則」は “holomorphic” の訳語で、これは幾何学的な観点から見た analyticity つまり無限回微分可能性のことである。 有限オートマトンを定義する “regular expression” は、文字列半群上で定義される一種の「冪級数」とみなせ
Brian K. Reid, PostScript and Interpress: a comparison, fa.laser-lovers (March 1 1985) http://groups.google.com/group/fa.laser-lovers/msg/5d0df32a0e91f1fa?rnum=2 Adobeの創業者であるJohn Warnockは、創業前、Xeroxのページ記述言語、Interpressの開発に関わっていました。本記事はBrian Reidによるその舞台裏の叙述です。後半の技術的な検討については未訳のため、追ってポストする、つもりです。史料批判をちゃんとやってから出したかったのですが、手がまわらず、抱えていてもしかたがないので蔵出し。読みやすく体裁を整えたいのですが。。。 This essay offers a comparison of two
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