妄言師@無銘の銘柄■[文学・読書]藤堂明保の書評 藤堂明保による白川静『漢字』(岩波新書)の書評を、国会図書館で入手した。妄言師なりに要約すると「白川は字源研究者ではなく、中国古代宗教研究者だ。こんな本を書かせるのは、編集部の人選ミスである」といふことである。立命館の教授が、年下の東大助教授(当時)にこんな事書かれたら腹が立つのも当然だ。白川による感情剥き出しの反論も致し方ない気がする。 ちなみに、妄言師が大学で習つた “漢文学” の老齢の先生と “中国文学” の若い先生とは、いづれも藤堂の辞書を勧めてゐた。 なんか、この書き方だと白川氏の反論が腹立ちの余りに書かれた、意味もなく感情剥き出しの何の取柄もないものだと思はれさうだ。悪宣伝なのかな? 悪気の無い「妄言」かな? 藤堂の書評、ちょっとは読んでみたい気もするが借りるにしても大変さうだな。 ぐぐったついでに検索結果の8ページ辺りまでのを