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今週末に、26日から三中全会の開催が発表されました。 http://politics.people.com.cn/n1/2018/0225/c1024-29833075.html 従来なら今年9月から12月の間に開催されるはずの三中全会が、二中全会からわずか1ヶ月後、しかも両会直前に開かれるという極めて異例のタイミングでの開催となります。 そしたら本日、改憲案として「国家主席と副主席の任期撤廃案」が提出されることが明らかになりました。この改憲案が通ると、つまり習近平は党、軍、国家のトップを終身で勤め続けることがルール上可能になります。 26日からの三中全会でこの改憲案が話し合われるものと思われますが、もしこれが二中全会で話し合われたものではなければ、これはもう習近平による合法的クーデターともいえるものです。 それと、三中全会は果たしてこの改憲案を話し合うためだけのものなのでしょうか?両会で
常務委員予測については既報の通りほぼ収束しつつありますが、その中で注目を受けるであろう人物といえば、やはり王滬寧(62)でしょう。 若くして上海・復旦大学の教授から中央政策研究室に入ると、江沢民・胡錦濤・習近平と総書記3人に仕えた知恵袋です。表舞台に出ることは殆どないながら、江沢民の「三つの代表論」や胡錦濤の「科学的発展観」といった歴代総書記の主要理念や各種スピーチは彼から出たものと言われる、まあとんでもない人物です。 その王滬寧が領導候補として俄然注目されるようになったのは十八大以降、中央政治局入りしてから。総書記である習近平の視察や海外歴訪に、栗戦書とともに王滬寧も必ず同行しており、訪米時には「カール・ローブとキッシンジャーを合わせたような存在」とこれまたとんでもない表現をウォールストリートジャーナル紙に書かしめました。 まあ「軍師」が好きな中国歴史好きには堪らんキャラですが、上述の内
【はじめに】 「中国のハリウッド」と呼ばれる横店映画城がエラいことになっているのはご存知でしょうか?。既に「KINBRICKS NOW」でもいくつか紹介され、拙ブログでもいくつかネタを出していますが、中国共産党宣伝部によるテレビドラマへの数々の容喙(刑事物はダメ、裁判ものもダメ、歴史ドラマは全体の1割まで、など)により、横店で撮影されるドラマの大半が「共産党的に清く正しく美しい」抗日戦争をテーマにしたものとなっているのです。 《参考》「クリエイターの逃げ場となった中国の「抗日戦争ドラマ」=“抗日”というビジネス」 そんな後ろ向きな理由で増えたと言われる抗日ドラマですから、自然とドラマのクオリティも下がり、ただの無双ゲーム実写版だったり、笑っちゃうようなトンデモ設定がまかり通ったりして、中国ドラマ関係者をいたく嘆かせているのです。 《参考》「【写真・動画】SFで何が悪いのか?!リアリティ・ゼ
【ピリピリするのは良くないからね】 本日も活発に行われたデモの中から、思わず嗤ってしまうデモの様子を、鳳凰網の99枚の写真から厳選してみました。 大活躍の毛主席。 肖像画ではあきたらず、ついに毛主席そっくりさん登場(笑) ちびっこまで動員。白い三角帽子ってそれ文革ちゃう? ※文革では、白い帽子はブルジョワ階級の象徴である「皇帝」を意味し、打倒する人物にかぶせて自己批判させていたのですが、これはちびっ子=小皇帝ということでしょうかね? 「毛主席は無敵の証、何しても大丈夫!」右側に公安来ているんですが。。。 ちなみに、蹴倒しているのは日本料理店の看板ではない模様。 「毛主席、八路軍、解放軍、また日本が我々を苛めにきたよ!」という、威勢がいいというか、のび太がドラえもんに泣きつく時の台詞みたいな横断幕。 躍動感溢れるワンカット。デモで鉢植え投げるより、別の競技目指した方がいいのでは。 珍しいユー
【十八大人事予想〜どちらかというと備忘録として】 いよいよ現指導部や元指導部経験者達が避暑地・北載河に参集し、十八大に向けた熱い権力闘争が繰り広げられています。それに伴い、各報道機関も虚実ごった煮の人事情報が飛び交う訳ですが、いくつかポイントを整理して予想を立てたいと思います。こういう時は冗長&結論なしの長文になりますので、興味のない人は是非無視して下さい。 【常務委員定員7名説はあるか?】 薄煕来の失脚というでかい爆弾があったために必要以上に注目されていますが、基本的には十七大人事で基本線が引かれている、というのは去年に予測した通りです。具体的には; ●現・常務委員の習近平と李克強は間違いなし ●中央政治局で2期目かつ定年を迎えていない兪正声・張徳江・劉雲山の3名も昇格濃厚 ●中央政治局委員の1期目である李源潮、汪洋、劉延東、王岐山、張高麗のうち誰かが昇進できない(中央政治局委員留任)。
【はじめに】 米中貿易戦争が混迷を深める中、中国政治では四中全会がまだ開かれないというちょっと困った状況です。これに関連して日経ビジネスオンラインで興味深い二つの記事が出ました。 (津上俊哉)インタビュー 「米中首脳会談、中国が大きな譲歩をした理由ー破談となった時、米国は関税率引き上げられるのか?」 https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/230078/120500178/ 福島香織「中国新聞趣聞〜チャイナ・ゴシップス 米中首脳会談の勝利者はどっち?表面的にはトランプの一方的勝利だが……」 https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/218009/120400189/ お二人とも現代中国分野では高名な識者ですが、明確に畑というか情報ソースが異なります。そんな津上・福島両氏の指摘が
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