人と話すのは良い。それを経て、車道の中央を突き抜ける破線を縫うように走るとき、最もクリティカルな時間が訪れる。朝方になって、経済学部に転部する理由について質問された。ものすごく純粋で僕にとって良い、してもらいたい、してもらうべき質問だった。とても感謝したい。以下が、ざっとその理由を整理したものである。 発端は、文学の脆弱さ、必要とされていない、まぁ、そこらへんの人と同じくらいの、それでも僕はそこらへんの人と同じだけの存在価値(素晴らしい)があると考えていた、そんな文学の弱さに気付いたことである。文学とは言葉である。言葉はある言語(単語と文法)とその論理的つながりからなる。いわゆる語学とロジックである。語学とロジックで世界の成り立ちを追求するものが文学である。ロジックの弱さ、これは論理学をきちんと勉強すれば何とかなる。そして、論理が整然としている論に人々は注目する。整然としている論理は強い。