「自分で産むのも大変なら、養子を迎えるのも大変」。実体験から知る、シリコンバレー発 “養子大国アメリカ” のリアル。 渡辺千賀さんは、生まれたばかりの女児を生後すぐ養子に迎えた。6歳になる愛娘は、黒人とアジア人のハーフだ。「養子大国」と呼ばれるアメリカに、簡単に養子を迎えられるイメージを持つ人も多いが、実は育ての親希望者の数の方が圧倒的に多く、競争は激しい。カリフォルニア州、シリコンバレーに暮らす渡辺さんに、自身のアメリカでの養子縁組の体験談を聞いた。 渡辺千賀 / Chika Watanabe シリコンバレー在住。コンサルティング会社Blueshift Global Partners社長。経営コンサルタント。東京大学工学部卒業後、三菱商事へ入社。2年間の米国留学でMBAを取得し帰国。コンサルティング会社のマッキンゼー、ベンチャー投資会社ネオテニーを経て、2000年に結婚、渡米。40歳で養