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うつ病のこころの症状として有名なものは、“憂うつ”、“悲しい”などで表現される抑うつ気分です。 しかし、それ以外にも強い不安を感じたり、おっくうな感じ、集中力の低下、情報が頭に入ってこない、悪いことばかり考える、といった症状もみられることがあり、日常生活に悪影響を及ぼします。 それぞれの症状を確認するには、下のボタンをクリックしてみてください。1-2) <参考資料> 1)日本精神神経学会(日本語版用語監修),髙橋三郎,大野裕(監訳):DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル,2014,pp. 160-165,医学書院,東京 2)坂元薫:気分障害(上島国利ほか編),2008,pp. 37-45,医学書院,東京 「抑うつ気分」は、うつ病でよくみられる症状 「抑うつ気分」は、どんな気分?1,2) 「抑うつ気分」という言葉だけでは、それがどのような気分を示すのかよくわからないかもしれません。たとえ
うつ病を経験したわたしから、 大切なメッセージ CYM-V033(R2) 監修 : 一般社団法人日本うつ病センター(JDC)名誉理事長 樋口 輝彦 先生、 認定特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボ うつ病は誰にとっても身近なもの 「迷い込んだように、歩いても歩いても 同じ場所にいるかのよう…」 そのような経験をされた方は、 ほかにもたくさんいらっしゃいます。 自分の中に何が起きているのかを知ることや 医師に伝えることで 出口への手がかりになるかもしれません。
ただの落ち込み?それともうつ病? うつ病は、脳の働きに何らかの問題が起きて発症すると考えられています。 単に気分が落ち込んだ状態なのか、それともうつ病であるのかは、具体的な数値などではっきりと示すことは難しいのですが、症状の程度や質、生活への支障の出方などで判断することができます。 それに、うつ病は心の症状だけではなく、「食事がおいしくないし、つまらない。『食べなきゃ』と思うけれど進まない…」「いつもより早く目がさめるし、寝ようとしてもなかなか寝付けない…」といった体の症状があらわれることもあります。そのあらわれ方は、人によりさまざまです。 発症のきっかけはさまざま その人自身の物事に対する考え方や生活環境、日常生活において発生したストレスなどが複雑にからみあって引き起こされると考えられています。遺伝との関連も研究されていますが、特定の遺伝子があれば必ず発症するというものでもありません。
・本チェックシートは、うつ病のさまざまな症状を考慮して作成されたものです。 ・医療機関を受診する際に、現在の症状を記録して持っていくと、診察の参考になります。 ・チェック結果をご自身のメールアドレスに送ったり、印刷することができますので、あなたの症状の把握にお役立てください。 注意 このチェックシートは、医師に相談する際に、症状を的確に伝えるためのものです。 診断結果をあらわすものではありませんので、印刷するなどして、受診の際にお役立てください。
うつ病の患者さんの増加は、企業にとっての問題でもあるのです うつ病をはじめとする精神障害などに関する労災補償の状況をみると、請求件数は増加傾向にあり、平成30年度は過去最多となりました。支給が決定されたケースの具体的な出来事では、対人関係や長時間労働などが多かったことが示されています(※1) 厚生労働省は、企業が積極的に社員の心の健康を守るよう、メンタルヘルスケアに関する研修の実施や、うつ病が原因で休職していた人が職場復帰するための適切な支援をおし進めるよう促しています(※2) 。 うつ病はもはや、患者さん個人の問題ではなく、企業、ひいては社会全体の問題といえるでしょう。 社員の心の健康を守る体制づくりが求められています 企業におけるうつ病対策では、2つの観点が重要となります。1つは、社員のうつ病発症を防止すること。もう1つは、休職していた社員が復帰するときの体制づくりです。いずれにおいて
うつ病の影響 監修:一般社団法人日本うつ病センター 顧問 長崎大学 名誉教授 医療法人五省会出島診療所 所長 中根 允文 先生 うつ病になると「力が全然わいてこない」と患者さんはよく訴えます。また、天気でいうと「どんよりとした曇り」とも表現されます。そうした心の内をあらわす表現は、実は的を射ているのです。健康なとき、私たちは意欲や感情を、行動や表情などで外にあらわします。こうした「気持ち」→「エネルギー」に変換することが、うつ病では難しいのです。ここでは、心から脳内のエネルギー変換のヒミツに迫ります。 さまざまな症状から始まるうつ病 うつ病の症状は、風邪や腹痛などの病気と違ってとても広範囲にわたります。患者さんの訴えが「気分が落ち込み、ひどく憂うつになる」というものだけなら、診断もとてもわかりやすいのですが、「早朝に目が覚めるのに夜寝られない」とか、「食欲や性欲がない」、なかには、頭痛、歯
だれにとっても身近なもの1-3) うつ病の患者数は近年、増加しており、およそ96万人1)にのぼると報告されています。 別の調査2)では、16人に1人が、生涯にうつ病を経験しているとも推定されています。ですから、うつ病はだれにとっても身近な病気であるといえます。 だれでも、いやなことや悲しいことがあると、気分が沈んだりやる気がなくなったりすることがあります。しかし、うつ病は、日常で感じる一時的な気分の落ち込みなどではありません。言葉では表現しようがないほどつらい沈んだ気分または興味・喜びの喪失が、ほとんど一日中ほぼ毎日、2週間以上続き、仕事や日常生活の困りごとが出てきてしまう―これが「うつ病」なのです3)。 うつ病の「こころ」と「からだ」の症状4) うつ病は、脳の働きに何らかの問題が起きた状態であると考えられています。 気力で解決できるものではありません。うつ病は、治療が必要な病気なのです。
うつ病の治療には、休養、精神療法、薬物療法などがあります。 休むことは悪いことではありませんし、「何かやらなければ」とあせることもありません。休養をとることは、うつ病から回復するために非常に重要です。 薬物療法がのぞましいと判断された場合は、セロトニンやノルアドレナリンに作用する、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)、NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤)などの抗うつ薬が使われることがあります。他にも三環系や四環系と呼ばれるものもあり、医師はこれらの抗うつ薬の中から患者さんの症状に合ったものを処方します。 精神療法 精神療法では、医師やカウンセラーなどが、患者さんと対話を重ねながら、問題を解決する方法を患者さんと一緒に探すお手伝いをします。精神療法には認知療法や対人関係療法などがあります。 薬物
知っていますか? 体の不調がサインとなることも うつ病では抑うつ症状のほかに、体調に変化が出ることもあります。例えば「なかなか寝つけない」「早朝に目が覚めてしまう」といった睡眠障害、食欲の減退、体の痛みやしびれ、頭痛、吐き気、口の渇き、女性では月経異常など、さまざまな症状を訴える人がいます。 こうした症状を医学的に「身体症状」と呼びます。体調不良から内科を受診したものの原因がわからず、精神科や心療内科を紹介され、うつ病と診断される場合が多いようです。 もちろん、これらの症状の原因がすべてうつ病という訳ではありません。 ただ、うつ病は気分の落ち込みだけでなく、思いもよらない体の不調がサインとなることを知っておきましょう。
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