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円安とは
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年末進行で忙殺されていて本を読む時間がないのに、買わずにいられなかった、ちょっと前のお買い上げ本。 ⚫『あひる』今村夏子 書肆侃侃房 書肆侃侃房さんが発行している文芸誌「食べるのが遅い」に掲載された、表題作とほか2篇が収録された短編集。 「あひる」は、芥川賞の候補作になった作品です。 今村夏子さんは2010年に上梓した『こちらあみ子』でその、静かながら熱情も孕んだ筆致と世界観に魅せられて、大好きな作家さんの1人になった方。 『こちらあみ子』以来6年ぶりの単行本ということで、楽しみにしています。 ⚫『万年筆とインク紙』片岡義男 晶文社 最近では、“文章を書く”と言っても、正確にはパソコンやスマホで“打つ”ことが多くなりました。 それでもやっぱり手書きが好きで、ブルーブラックインクの万年筆を、ペン先の太さ別に3本持ち歩いている私。 書くことを改めて見つめなおすという片岡義男さんの試み、ぜひ読
編集や執筆の仕事をしていると、パソコンの前でずっと調べ物をしたり、原稿を書いたり、資料を読んだりしている時間が多くなるので 日々、運動不足を感じます。 という訳で、今日は自宅から徒歩30分くらいのところにある亡き祖父母の家のあった街まで歩いて出かけてきました。 通っていた小学校までの通学路や好きだった男の子の家の前、商店街……。 記憶の中にある路地を歩きながら、変わった風景、変わらない風景に一喜一憂されられました。 祖父母の家が近づいてきて、私は立ち寄るか、ぐるりと遠回りをして、見ないで帰ってしまおうか、すごくすごく悩みました。 なぜなら、祖父母の家がいま、どうなっているのか、私は今日の今日まで知らなかったからです。 祖父が亡くなり、祖母がひとり残されたとき 幼い頃の思い出がたくさんつまった祖父母の家は売りに出されて、人の手に渡りました。 あまりにたくさんの思い出が詰まったあの家があの場所
街の本屋さんが次々となくなる一方で、新たな雑誌も生まれています。 できるだけ、自分の足で本屋さんに行って買い求めるのが心情ですが、生まれたばかりの雑誌は大手書店さんにしか配本されないことも……。 そんなときは、Amazonも有効利用します。 というわけで、本日Amazonから届いたお買い上げ本は1冊です。 ⚫「RiCE」ライスプレス 連載モノのお料理ページを2つ、編集担当していることもあり、料理研究家さんを探したり、料理のテーマのアイディアを練ったりするために、Amazonでよくお料理本を検索します。 いい意味でも悪い意味でも優秀なAmazonさんは、この本を私に幾度となくおすすめしてくれるようになりました。 料理雑誌というより、食べることを通してカルチャーを伝えることを趣旨としているみたいと推察はできたけれど、私にとって「食すこと、食べたものでカラダもココロも思考も志向も作る」が、本や言
私がこのブログを立ち上げたのは、9月23日のこと。 1ヵ月半くらい経ちました。 この間、1日のアクセス数は100を越え、読者という方も149人に。 これだけ急激にアクセス数や読者が増えるという経験はないことなので、戸惑っているというのが正直なところです。 なぜなら、私のブログの内容は特段、役に立つものではないからです。 はてなブログのトップページを見ていると、閲覧者が多い人気ブログの一覧が出てきます。 みなさん、タイトルも工夫していらっしゃって、時事ネタやビジネス、人間関係、ブログで収入を得るなどさまざまな分野で役に立ちそうな記事が並んでいて、びっくりです。 長らく、本や雑誌の編集、執筆に携わってきたアナログ人間の私はSEO対策という言葉をはじめて知った始末。 それに比べて、私の記事といったら……。 これまで私の記事を読み、☆(この☆の仕組みもよくわかっていません)をつけてくださったり、B
お仕事終わりに、東京駅近くOAZOのなかにある丸善でお買い物です。 今日のお買い上げ本は2冊。 ⚫『 世界のへんな肉』白石あづさ 新潮社刊 某編集部に書評用に送られて来ていたものを、パラパラ読んだらおもしろそうだったので、買うことにしました。 アルマジロのお肉って、どんな味なんだろう? ⚫『 狂う人』梯久美子 新潮社 夫の不倫に心乱され、狂気をはらんでいく作家、島尾ミホさんの評伝です。 恋とか愛とかなものに烈しい熱情を抱く人たちに、どうしても魅せられてしまう私。 買わないわけにはいきません。 図らずとも、どちらも新潮社刊行の本となりました。
Amazon CAPTCHA この本を手にしたのは、東日本大震災の直後のことでした。 地震の後、日常を取り戻せず、本を読むことに意識的になることができずにいた数日の間の私を救った本が、2冊ありました。 その2冊のうちの1冊が、この『十階 短歌日記2007』です。 3月11日の地震の日まで、私はこの本をいつでも手の届くリビングの棚の上に置いていて朝目覚めたときと眠りに着く前に、2007年の東さんの日々を1日1ページ、つまり短歌一首と、それに添えられた日々の生活を切り取った短い文章をじっくりと味わうように読んでいました。 朝ページを開くときには「私の今日は、どんな1日になるのだろう」と期待感を持って、 眠りに着く前は「私の今日は、こんな1日でした」とその日をかみしめるようにしていました。 不思議なことに、朝と夜とでは、同じ短歌、同じ文章も違った色合いが生まれて、その違いを感じることも楽しみの一
www.amazon.co.jp 著者の吉田豪さんと言えば、アイドルやタレント、格闘家などにインタビューをしている「プロインタビュアー」。 その取材相手の数は1000人以上と言われています。 本書は、時に「本人よりも本人に詳しい」といわれる綿密な下調べをもとに構成する吉田さん流の取材を通じて、「今まで語られてない話を聞きだしたり」「誰も聞けない、本人も言いにくい話を聞きだしたり」してきたエピソードをつづっています。 「プロインタビュアー」とまでいかなくても、これでも一応、政治家、芸能人、文化人から市井の人々(90歳のおばあちゃまとか)まで取材をしてきた編集・執筆業を営む人間のはしくれとして、読んでおかなくちゃと思い手を伸ばしました。 インタビューにもいろいろあります。 本当にいろいろあるんだなぁ。 吉田さんのインタビューはきっと相手と闘っているのだと思います。 まさにタイトル通り「聞き出す
「君以外の女は僕の興味をひかない」と彼は言った。 『恋しくて』村上春樹編・訳より www.amazon.co.jp 男という生き物が、この手の嘘を人生で何度くらいつくものなのか、ぜひ誰か調査していただき、平均値を出してもらいたいものです。 ただ、本当に自分以外の女に興味を持たない男が、女を幸せにするのかというとそうともないのがまた厄介なところ。 幸せは、ひとつじゃありません。 ちょっぴり不幸くらいなほうが、実は幸せなんてこともあるものです。
電通の女性社員の方が自殺した話題が世間を賑わせた、この連休。 自分の働き方についても、あれこれ考えてみました。 私がいまお仕事をしているビルには、社食が入っています。 だから、ほぼ毎日、エレベーターで数階下ったところにある社食でランチをいただくのです。 そうすると、なにか起きるかと言いますと……。 そう、編集部の入っているビルから一歩も出ないまま、1日が終わってしまうのです。 とくにここ数ヶ月、産休の社員さんの仕事を引き継いで、仕事に追われていたこともあり、平日はほぼ毎日社食でごはんがつづいています。 なんとなく、息苦しくて、酸欠の金魚になったような気分から抜け出せませんでした。 そこで、忙しい仕事は横に置いておいて、外ランチに出ることにしたのです。 今日のランチは、大好きなお店のタイ料理。 魚介たっぷりの汁なしヌードルとトムヤムクンのセットをいただきました。 スニーカーをはいて、がしがし
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