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未来の航空機技術として世界的に注目されている技術の一つが“電動化”です。乗り物の電動化では、ハイブリット車や電気自動車がすっかり身近なものとなりましたが、航空分野でも、電動モーターで駆動する推進ファンによって推進力を得る航空機の研究開発が近年推し進められています。JAXAでも、旅客機のような大型の航空機を電動化する研究開発の検討が始まっています。 この特集では、航空機の電動化が必要な理由、電動化にはどのような方式があり、その技術的課題は何か、そしてJAXAが描く理想の電動航空機とはどのようなもので、その実現に向けてJAXAはどう進もうとしているのか――。海外の動向や日本の産業界全体に与えるであろう影響なども含めて、電動航空機開発の今後について見ていきます。
Future Blue Skyは、JAXAとIDEOが人々の体験に焦点を当てて考えた、未来の空のすがたです。
日本は欧米に比べ険峻な地勢を持ち、山間部に都市が点在しています。このため地方都市間の移動所要時間が長く、地域格差の原因ともなっています。そのため日本でのVTOL(Vertical Take-Off and Landing=垂直離着陸)機の需要は欧米に比べて高いと考えられます。 VTOL技術はヘリコプターやティルトローター、ティルトウィングなどさまざまなシステムが考えられますが、本研究ではファンを円筒形のダクトの中に格納した「ダクテッドファン」を用いたVTOL機の成立性を実証します。 ダクテッドファンによるVTOL機は、地方都市間を結ぶ航空路線に適した、安価で信頼性の高いVTOL旅客機の形態の1つと考えられます。 2mクラスのVTOL試作機を製作し、室内でのホバリング試験を終了しました。さらに屋外での水平飛行を行い、リフトファン式VTOL機機体制御技術の獲得を目指します。また二人乗り有人機の
トピックス一覧へ 2011年3月に発生した東日本大震災では被災地域が広域にわたり、また発災から日没まで3時間程度しかなかったことから、ヘリコプターによる情報収集の妨げとなり、情報収集、判断に時間を要した地域や初動時の円滑な救難活動が行えなかった地域がありました。災害時においては、発災後72時間以内の救援活動が何より求められます。この期間は陸上の交通網の機能が低下しているため、災害救援航空機を最適に運用するためには、航空~宇宙機器の有効活用が最重要課題です。 JAXAでは、ヘリコプター等の航空機、無人航空機、人工衛星の統合的な運用による災害情報の収集・共有化および災害救援航空機による効率的かつ安全な救援活動を支援する「災害救援航空機統合運用システム(D-NET2)」の実現に必要な技術を開発することで、将来起こり得る大規模災害への対応能力強化に貢献します。 D-NET2の目標 JAXAでは、D
DREAMSの防災・小型機運航技術では、「災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)」を研究開発しました。D-NETは、災害時に救援航空機と対策本部等の間で必要な情報を共有化し、最適な運航管理を行うことにより、救援ミッション遂行時の無駄時間や救援機同士の異常接近を減らすこと等によって、効率性と安全性を向上することを目的としています。 現在は、ヘリコプター等の救援航空機に加え、無人航空機、人工衛星の統合的な運用による災害情報の収集・共有化及び災害救援航空機による効率的かつ安全な救援活動を支援する災害救援航空機統合運用システム(D-NET2)の実現に必要な技術を開発しています。 背景 地震等の大規模災害が発生すると、日本全国から多数のヘリコプター等航空機が被災地に集結し、情報収集、捜索・救助、物資・人員輸送、消火等の任務で飛行します。現在、被災地では、災害対策本部と航空機との間は主に音声
D-SENDプロジェクトの目的 D-SEND(低ソニックブーム設計概念実証)プロジェクトは、将来の超音速旅客機実現の最重要課題の1つである「ソニックブーム」を低減させるための機体形状の設計概念及び手法を実証・評価すると共に、試験で得た成果からソニックブームの国際基準検討に貢献可能な技術やデータを提供することを目的としています。 第2フェーズ試験(D-SEND#2)では、「低ソニックブーム設計概念」を用いて機体の先端と後端にソニックブーム低減化を図った航空機形状の「超音速試験機(S3CM: S-cube Concept Model)」で世界で初めて飛行試験し、「低ソニックブーム設計概念」の実現性を実証します。 2016/3/4 動画「静粛超音速機技術の研究開発」を掲載 2015/12/24 航空科学技術委員会報告 2015/11/26 「研究者コメント」掲載 2015/11/26 TV番組放
11月3日、実験用航空機「飛翔」の主翼変形量計測試験を実施しました。 飛行機の主翼が変形して大丈夫なの? と思う方もいると思いますが、どんな材料の翼であれ、地上では重力が、飛行中では空気の力がかかることで変形します。むしろ変形しないように作ると、重くなるだけでなく、かえって簡単に折れてしまうことも考えられます。 例えば上の写真のように、「飛翔」の主翼も地上静止時に比べ、水平に飛行している時は翼端が上がっており、旋回してより大きな力がかかるとさらに翼端が上がります。 航空機の設計では、風洞試験やCFD(数値シミュレーション)でどれくらいの力がかかるのかを予測して変形量を推定し、変形量を配慮した設計が行われます。地上で静止した状態で主翼に100%以上の荷重をかけても破損しないことを確認する試験も行います。 しかし、飛行中に航空機がどのくらいの力を受けて、どのくらい変形するのかを推定しても、実際
毎回様々な航空技術の研究者が登場し、日常感じていることを自分の言葉で綴っています。研究の裏話や飛行機に関するトリビアなど何が飛び出すかわかりませんが、どうぞ気軽に読んでください。 バックナンバーの文中に“メルマガ”など記載のある場合があります。これは2017年まで発行していたJAXAメールマガジン連載当時のものです。
JAXAメールマガジン第226号(2014年8月5日発行) 薄一平 こんにちは。JAXA航空本部の薄(すすき)一平です。前回の私のコラムで、まさかの「飛行中全エンジン停止」事件に触れました。例えばボーイングB747ジャンボ機には4つのエンジンが備わっています。エンジン1基ごとの信頼性は極めて高いので、続けざまに4基のエンジンが停止してしまうことは確率的に「あり得ない出来事」と云えるでしょう。でもその信じられない出来事が現実に起こったのです。 1982年6月英国航空B747型機009便がジャワ島上空で遭遇しました。穏やかな夜空の中を高度11kmで巡航中に突然操縦室の窓が強烈な「セントエルモの火」状の稲妻に襲われ、ほどなくエンジンが次から次へと全部停止したのです。「セントエルモの火」は熱帯地方で雷雲の中などを飛行しているときに起きる飛行機への放電現象として知られていますが、その夜は気象レーダー
2016年3月4日 動画「静粛超音速機技術の研究開発」を掲載 2015年7月24日に行ったD-SEND#2落下試験で得られた成果をご紹介します。 2015年12月24日 航空科学技術委員会報告 12月24日に開催された第48回航空科学技術委員会において、「D-SEND#2試験結果報告及び研究開発課題の評価について」について報告をいたしました。 航空科学技術委員会報告「D-SEND#2試験結果報告及び研究開発課題の評価について」 2015年11月26日 「研究者コメント」掲載 当D-SEND#2試験サイトにて、D-SENDプロジェクトに携わった研究者によるコメントを集めました。 プロジェクトを終えた今の、研究者たちの想いをご紹介します。 研究者コメント 2015年11月26日 TV番組放送予定 11月29日(日)18:30より、D-SENDプロジェクトに密着したTV番組が、TBS「夢の扉+」
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