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アスピリンは、用量の多少によって血小板凝集の抑制と促進の相反する作用が現れ、アスピリン・ジレンマという。抗血小板薬として低用量が適している理由は以下のとおり。 ①アスピリンはシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで、血小板では血小板凝集促進および血管収縮作用を有するトロンボキサンA2(TXA2)の生成を抑制し、血小板凝集抑制作用を発揮する。一方、血管内皮細胞では、血小板凝集抑制および血管拡張作用を有するプロスタグランジンI2(PGI2)の生成を抑制し、血液凝固作用を発揮する。 血小板には核がないためCOXは再合成されず、アスピリンによる血小板凝集抑制作用は不可逆的となり、作用は血小板の寿命(7~10日)の間持続する。一方、血管内皮細胞には核がありCOXが再合成されるため、血液凝固作用は可逆的となり、このCOXの再合成はアスピリンの投与量が少ないほど早く回復する。 ②アスピリンは血管内
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