「株式会社 歯」に勤務する主人公「歯」は、日々の多忙が祟り、自室で寝落ちしてしまう。 それから間もなく、1本の電話が鳴り響く。そのけたたましい音で目を覚ました歯は、寝ている間に仕事で何かあったのかとの不安を胸に受話器を取る。そこから聞こえてきたのは、「たす…け…」という、あからさまに怪しいメッセージ。 嫌な予感をビンビンに感じた歯は、急ぎ職場へと戻る。そして、予感は的中する。3名の従業員が職務を放棄して逃亡していたのだ! 逃げ出したのは「虫歯」「猫歯」「ヤンキー歯」。かくして歯は、3名を探して復帰させるため、職場とその外にある市街地を探索し始める。果たして歯は何事もなく、3名を職場復帰させられるのか?というか、怪しい電話の件は放置でいいのか!? 思わず脳が思考を放棄したくなる展開と世界観だが、本当にこの通りのストーリーが開始早々繰り広げられるのだからご容赦いただきたい。その過程をここまで文