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中東情勢
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ビクトル・エリセはその50年以上におよぶキャリアのなかで3本しか長編映画を撮っていなかった。1992年制作の『マルメロの陽光』を最後に、短編作品はあったものの、実に31年もの間、長編映画としての新作は世に出ることはなかった。実際には後述するように長編でもいくつかのプロジェクトを動かしてはいたものの、実現には至らなかったのだが──。 その寡作すぎる映画作家ビクトル・エリセの31年ぶりの新作に世界中が驚いたのが2023年のカンヌ国際映画祭だった。 ザ・シネマメンバーズでも過去、すでに2021年の1月に『ミツバチのささやき』、『エル・スール』を配信し、一旦権利期間が終了してしまっていたのだが、このニュースを受けて急遽、諸々を整えて2023年の6月から再度の配信に至ったのだった。 新作『瞳をとじて』は、ビクトル・エリセが、自身によって撮られるはずだった2つの作品をミックスした映画を撮り、さらにその
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今回は『マンディンゴ』(75年)という凄まじい映画を紹介します。マンディンゴとは、南北戦争前のアメリカ南部で、白人たちが最高の黒人奴隷としていた種族というか“血統”です。 これはアメリカ映画史上最も強烈に奴隷制度を描いた映画です。公開当時には大ヒットしたんですが、映画評論家やマスコミから徹底的に叩かれ、DVDも長い間、発売されませんでした。それほど呪われた映画です。 映画は南部ルイジアナ州の“人間牧場”が舞台です。アメリカはずっと黒人奴隷を外国から輸入してたんですが、それが禁止されてから、奴隷をアメリカ国内で取引・売買するようになりました。そこでマクスウェル家の当主ウォーレン(ジェームズ・メイソン) は、黒人奴隷たちを交配して繁殖させ、出来た子供を売ることで莫大な利益を得ています。 また、奴隷の持ち主たちは黒人女性を愛人にしていましたが、彼らの奥さんには隠してませんでした。しかも、 奴隷と
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■科学と信仰の融和をうながす高度なSF映画 1997年に製作された『コンタクト』は、我々が地球外知的生命体と接触したときに起こりうる事態に熟考を巡らせ、科学と信仰というテーマを尊重して扱ったハイブロウなSF映画だ(いや、SFという言葉ですらも陳腐に感じさせる)。『2001年宇宙の旅』(68)と同様、膨大な科学的根拠に基づく構築がなされ、このジャンルに知性を回復させている。その価値は公開から20年の間にスペースサイエンスが更新され、同テーマを受け継ぐ優れた後継作(『インターステラー』(14)『メッセージ』(16))があらわれようとも、まったく色褪せることはない。 ジョディ・フォスター演じるエリナー"エリー"・アロウェイは「我々は宇宙で一人ではない」という信念のもと、SETI(地球外知的生命体探査)計画を推進する電波天文学者。彼女は文明を持つエイリアンの存在に確信を抱いており、その実証を得るべ
“ネッド・ライフル”とは「ヘンリー・フール・トリロジー」の完結編のタイトルであり、リ-アム・エイケンが演じた主人公の名前でもある。しかし90年代の初期、ハートリーは“ネッド・ライフル”という偽名を使って音楽も手がけ、“ネッド・ライフル”はハートリー作品の世界観を支える重要人物として知られるようになっていった(もちろんファンの多くは同一人物だと知っていたが)。一種の“アマチュア”であるがゆえに唯一無二の映画音楽を生み出してきたハートリー(akaネッド・ライフル)が、音楽との関わりについて語ってくれた。 Q記憶にある最初の音楽体験を教えてください。 最初に聴いた音楽は、アイランドやイギリス、カナダの古い民謡だと思う。結婚式や葬式の後に、キッチンテーブルを囲んでみんなで歌うんだ! 僕の母はいい声を持った歌い手で、近所に住んでいたレオ叔父さんもそうだった。その世代の人たちは、お互いを歌うことで楽し
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』公開~「このへんなようせいさんたちは、まだアイルランドにいるのです。たぶん。」~監督インタビューで迫る、「どうして“ポスト・ジブリ”と評されているのか!?」の謎 (シリーズ「珍説 歴シネマB」) この夏から全国順次公開されるアニメーション『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』は、日本ではまだあまり知られてはいないアイルランドのアニメーション監督の第2作だ。劇場長編デビュー作である前作は日本未公開。それでもこの監督とその最新作には、今回、日本人なら誰もが注目しておかなければならない。理由は、監督トム・ムーアと彼が創設したアニメ制作会社カートゥーン・サルーンが“ポスト・スタジオジブリ”と評されているからだ。その評判が本物だということは、2作しかない監督作がどちらもアカデミー長編アニメ映画賞にノミネートされていることで証明できる。 宮崎駿は引退した。一方のハリ
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映画にはさまざまな「バージョン違い」をもつ作品が多い。そして、その存在理由も多様にしてさまざまである。例えば『ゾンビ』のように、公開エリアによって権利保持者が違ったため、各々独自の編集が施されたケースもあれば、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『アバター』のように、劇場公開版とは別の価値を持つものとして、DVDやBlu-rayなど制約のないメディアで長時間版を発表する場合もある。 『ブレードランナー』もそれらのように、いくつもの別バージョンが存在する作品として有名だ。しかし、先に挙げた作品とは「発生の理由」がまったく異なる。いったいどのような経緯によって、同作にはこうしたバージョン違いが生まれたのだろうか?
ザ・シネマは、最近のメジャータイトルから懐かしのクラシック映画まで、ハリウッドにこだわった洋画専門チャンネルです。ザ・シネマならではの独自の視点や、特定のテーマに基づいてセレクトした作品を、毎月、“特集”としてお届け! 3ヶ月連続特集 イタリア映画を見直せ! ディレクターズ ファイル ロマン・ポランスキー 特集:悪役に挑戦! 厳選!吹き替えシネマ スペシャル シリーズ一挙放送スペシャル プラチナ・シネマ スペシャル 24時間サスペンスDAY 大ヒット主題歌特集 24時間アクションDAY こどもの日特集 特集 映画の中の悪魔たち 3ヶ月連続特集 イタリア映画を見直せ! 特集:女の友情、男の友情 ザ・スター ファイル ジュリア・ロバーツ ディレクターズ・ファイル アルフレッド・ヒッチコック 特集:カンヌ映画祭
『ブレードランナー ファイナル・カット』新録だけではない。これまでも、これからも、ザ・シネマは古き良きTV洋画劇場を追憶し、懐かしの吹き替え音源の発掘・放送に微力を尽くす。だが、そもそも、なぜ吹き替えなのか?その魅力とは?今回、吹き替えの第一人者、とり・みき氏から寄稿いただいた。テーマは、吹き替えを愛する者は、なにゆえ吹き替えを愛するのか! ザ・シネマで『ブレードランナー』ファイナルカット版の日本語吹き替えを、わざわざ放送用に新録すると聞いてうれしくなっています。しかもハリソン・フォードの声は定番の磯部勉さん。僕同様、期待している吹き替えファンは多いことでしょう。地上波でも局制作の吹き替え洋画番組が少なくなっている中、これは快挙といえるかもしれません。 さてしかし、僕のような吹き替えファンがいるいっぽうで、関係者のお話をうかがうと「吹き替えにニーズなどあるのか」「吹き替えはオリジナル俳優の
日本に「ブラディ・サンデー」(血の日曜日事件)という言葉を知っている人が、果たしてどれぐらいいるのだろうか? おそらく、この事件の詳細まで知っている人は、かなり少ないのではないだろうか? 僕もその一人である。 あるいは詳細は知らないけれど、どこかで聞いたことがあるという人の多くは、U2の歌によって知ったのではないだろうか? 翻せば、彼らの歌がなければ、この事件を知っている日本人は今よりもずっと少なかったはずである。僕自身も彼らの歌「Sunday Bloody Sunday」によって、「ブラディ・サンデー」という言葉を知ったが、それが具体的にどういう事件だったのかは知らなかった。恥ずかしながら。 今作『ブラディ・サンデー』は、1972年1月30日に北アイルランドのデリーで起こった「血の日曜日事件(ブラディ・サンデー)」をドキュメンタリータッチで描いたポール・グリーングラス監督の作品である。
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