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2023年6月22日、札幌高等裁判所で、道警ヤジ排除訴訟の第二審判決の言い渡しがありました。その内容は、二人の原告のうち、大杉雅栄に対しては「一審判決を取り消して、請求棄却」、もう一人の原告である桃井希生に対しては、「一審判決を維持して、道警側の控訴を棄却」とするものでした。 一審判決においては、二人に対する排除について両方とも違法性および権利侵害を、ほぼ全ての場面について認めていました。しかし、第二審である今回の判決では、ヤジを飛ばした二人のうち一人については警察側による排除の問題点を全く認めず(全面敗訴)、もう一人については一審判決をそのまま維持して、警察側の排除の責任を全て認める(全面勝訴)という、不思議な内容でした。桃井に対する賠償金は一審と変わらず、55万円となっています。 詳細な解説はまた後日載せたいと思います。その上で概略のみを簡単に述べると、「大杉がヤジを飛ばした札幌駅前で
2022年3月25日、これまでヤジポイの会が2年以上かけて取り組んでいた国家賠償請求訴訟(国賠)において、札幌地裁で判決が出ました。判決では、被告である北海道(警察)に対して、原告側へ合計88万円を支払うよう命じており、以下に述べるように事実上の「原告完全勝利」といえる内容でした。 判決では、北海道警察による主張が全面的に退けられました。その中で、警察官によって、安倍首相(当時)に対する批判のヤジが違法に排除されことが認定されました。さらに、そうした排除は憲法21条で保障されている「表現の自由」の侵害であった(=ヤジという政治的表現の自由が奪われた)ということも真っ正面から認められるなど、画期的な内容でした。 北海道警ヤジ排除は「表現の自由」侵害 札幌地裁が道警側に違法判決 2022年3月25日放送(HBC) 以下、裁判所で読み上げられた判決要旨と判決文、弁護団・原告の声明を載せます。ちな
2021年12月24日に札幌地裁で開かれたヤジ排除国賠訴訟の最終弁論において、二人の原告と代理人(弁護士)が結審前に語った内容を掲載します。 原告1(大杉雅栄)意見陳述 裁判の原告の一人として、この裁判を通して考えていることと裁判所に求めることについて、あらためて述べます。 1,刑事事件としての「敗北」 私がこのヤジ排除裁判を提訴してから、今月で丸二年が経過しました。この間のことを振り返ると、興味深い経験ができた一方で、苦しい思いをすることが多かったのも事実です。 実際、この問題をめぐる法的手続きにおいては、私たち当事者の側が「敗北」を重ねてきました。私が刑事告訴をした二ヶ月半後、札幌地検は警察官による強引な排除行為について「適法であるため、罪とならず」として、不起訴処分を下しました。その翌日には、当事者である北海道警察が「警察官による措置は適法だった」との見解を道議会で示しました。違法行
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