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ドキュメントのオブジェクト階層の根元にあるのはカタログディクショナリで、PDFファイル中ではトレイラー中のRootエントリを介してアクセスできる(3.4.4のFile Trailerを参照)。このカタログはドキュメントの内容やアウトライン、Article Threads(カラムからカラムに表示を移動していく機能、Acrobatのアーティクルツールで設定できる)、名前付きDestinationsおよびその他の属性を記述しているオブジェクト群への参照を保持している。加えて、カタログディクショナリはドキュメントがディスプレイにどのように表示されるべきかといった情報も含んでおり、その情報によってアウトラインやページのサムネール画像の表示が自動的になされたり、ドキュメント中の指定されたページを直接開かせたりできるようになっている。 Table3.15はカタログディクショナリ中のエントリの紹介である。
PDFは主に2群のフィルタを標準として用意している。 ・ASCIIフィルタ ASCIIフィルタを使うと任意の8ビットバイナリをASCIIの印字可能な文字で表現できる。 ・解凍フィルタ(Decompression filters) Decompressionフィルタを使うとデータを圧縮した形にできる。圧縮は画像のような大きなデータで特に有効で、保管スペースや通信時間の面で節約になる。 これらのフィルタをTable3.5にまとめた。フィルタの詳細については3.3を参照せよ。 ※ただし、PDF1.3の表は古いので以下にPDF 1.7の仕様から抜粋したTable3.5を付ける PDFの内容を見ていると、FlateDecodeをよく見かける。これはzlibで解凍できるので、Javaではjava.util.zip.Inflaterを使うと簡単に解凍できる。 Inflater inf = new Inf
PDFの文法はFigure3.1のような4つの部分から構成されている。 ・Object PDF文書は内部にデータ構造を持っていて、それは何種類かの基本的な データオブジェクトだけで構成されている。 ・File structure Objectがファイル内にどのように格納するのか、どのようにオブジェクトにアクセスするのか、またどのように更新するのかを規定している。 ・Document structure PDF文書の構成要素にはページ、フォント、アノテーション(注釈)などがあるが、それらを基本的なオブジェクト型でどのように表現するかを規定している。 ・Content streams Content streamはページの見た目やグラフィカルな内容の表示を制御する命令の羅列から構成されている。これらの命令もオブジェクトとして構成されているが、Document structureのオブジェクトと
PDFの仕様書を読む 第30回 3.6.2 Page Tree - Inheritance of Page Attributes
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