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ysmatsud.hatenablog.com
info-blog.javasparrow.tokyo Javasparrow社の商標にオラクルが待ったをかけているのが話題になっていて、例によってブクマカ(死語)界隈では「知財権ふりかざすやつはevil」みたいなことがいわれているようです。が、単に商標登録制度というものが知られてないことによる誤解みたいなのも散見されるので少し補足を。 主にいいたいことは Perl商標登録騒動のときに書いた内容とかぶる ので、今回はブックマークコメントに勝手にマジレスするスタイルでいきます。 id:sangping オラクル側にとっては「はした金」で、Javasparrow側にとってはそれなりの額になる値段が見いだせれば、プライドにこだわらず普通に売り渡して、双方幸せになるシナリオも微レ存。/文鳥の英名って商標とれるんだな。 後半部分の「文鳥の英名って商標とれるんだな。」というのは、普通名称なのに個人(私
この春に一橋大学大学院法学研究科ビジネスロー専攻というところに正規の学生として入学しました。 なんやかんやで知財実務で飯を食うようになってけっこう経ちますが、そもそも知財ってなにそれおいしいの、本当に必要ですかその制度、という疑問が知財に興味を持ち始めた発端としてあります。そういう、そもそもなんなの、どうあるべきなの、ということをアカデミックに考えたいなという思いはずっとありました。それでまあいろいろ事情も重なりまして、今でしょ、ということで入学することにしましたイマココ。 社会人として昼間は働きながら東京の大学院で知財を学ぶ、というと選択肢は私立4、国公立3の以下7択になるかと思います。 私立 大学 金沢工業大学 東京理科大学 早稲田大学 日本大学 知財コース 虎ノ門大学院 イノベーションマネジメント研究科 イノベーションマネジメント専攻 専門職大学院 経営学研究科 技術経営専攻(MOT
バーチャルパッドのUI特許を巡り、任天堂がコロプラを訴えたようです。 まだ一次情報が少ないんですが、ネット上ではすでに盛り上がってますね。 まず切り込んだのはkurikiyoさん。 任天堂がコロプラを訴えた根拠となった特許の番号を推理する(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース さすがの速さ。この時点でここまで書くとか、まじ敬意しかない。 こういうエントリもありました。 任天堂に訴えられたコロプラが妙に強気な「真意」を分析してみた | パテントマスター・宮寺達也のブログ 内容はちょっと疑問なところもなくはないのですが、整理としてはこんなとこなんでしょうか。 特許権の効力の範囲の考え方 せっかくなので、特許解釈的にもうちょっと突っ込んだところを書いてみます。ただ、色々と推測や仮定に基づくので、本事件の行く末を占うものではなく、あくまでも推測と仮定に基づく、特許の効力の範囲の考え方につい
知財に関する正しい理解が広まることを願うはてな村のIPエヴァンジェリストを自称したりしなかったりする者として、これはちょっと書いておかないといけないかもな、と思ってしまったので書いておきます。 oreno-yuigon.hatenablog.com 「ブログ中の文字が他人の商標権侵害になるといってはてなからメールが届いた」という話のようです。 なるわけねえ という感じです。弁理士100人にきいたら100人が、 なるわけねえ と答えるでしょう。 さすがにこの事実関係ではてながそんな風に言ってくるとは考え難く、なんかあえてちょっとマスクしてるのかな、という気もしなくもないので触れていいのかわかりませんが、これを読んで「ブログ中で他人の商標を書いたら侵害になるのかもしれない」と思ってしまう人がいたら悲しいし、「知的財産について正しい知識を身に付けなければいけません。」というのがこのエントリの趣旨
弁理士に関するテレビドラマや小説ってどんなのがあるの?みたいな話題はわりと周期的に出てきたりしますが、我らがバイブル、マスターキートンにも弁理士が登場する回があります。第3巻チャプター5、「すべての人に花束を」。 世にも珍しい青いアマリリスの発明や、「犬の安眠枕」の発明を盗んで勝手に特許を取って大儲けしている悪徳弁理士。 いやー 羨ましい 許せないですね。 この回はキートンは出てこない、父ちゃん回なのですが、父ちゃんがこんなことを言ってます。 あの種の仕事(弁理士)は、道徳心のない者にやる資格はないんだ。手を汚せば、金がうなるほど入ってくる このマンガが描かれたのは1980年代、弁理士も今よりはよっぽど儲かる職業で、知る人ぞ知る専門職だけに悪いことして大儲けしてる人もいるに違いないという感じだったのかもしれないですけど、聞いたことないですね。手を汚してうなるほどの金を手に入れた弁理士。真面
フリーがマネーフォワードを特許権侵害で訴えたのが話題になっています。 例によっていろんなところでいろんなことが言われているみたいですが、特許を軽く読んでみたので、誰に届くかわかりませんが、インターネットの大海原にちょっと解説を投げ込んでおきます。 特許5503795はこれ↓ patents.google.com 特許になっている請求項は全部で14項。構成は以下のようになってます。 ・請求項1:装置 L請求項2-12:装置の従属 ・請求項13:請求項1に対応する方法 ・請求項14:請求項1に対応するプログラム それでは、請求項1をみてみます。この文言によって特許権の権利範囲が定まります。 【請求項1】 クラウドコンピューティングによる会計処理を行うための会計処理装置であって、 ユーザーにクラウドコンピューティングを提供するウェブサーバを備え、前記ウェブサーバは、 ウェブ明細データを取引ごとに
なんだかんだいってもサイクルロードレースファンにとって無視できない、(元)サイクリストのスーパースター、ランス・アームストロング。 ただマイヨ・ジョーヌのためでなく (講談社文庫) 作者: ランス・アームストロング,安次嶺佳子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/13メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 88回この商品を含むブログ (65件) を見る 毎秒が生きるチャンス! ナリッシュブックス 作者: ランス・アームストロング,曽田和子出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2004/09/29メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (16件) を見る ランス・アームストロング ツール・ド・フランス7冠の真実 [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2016/05/25メディア: DVDこの商品を含むブログ (
7月1日は弁理士の日!このエントリは、ドクガクさんの「弁理士の日ブログ企画2016」に乗っかったものです。 今年のお題は「知財業界でホットなもの」 いまIT知財の世界でホットな話題といえばなんといっても35 U.S.Code§101(米国特許法101条、通称ワンオーワン(101))、2014年にUSでAlice判決というのがでて以来、ソフトウェア特許の世界は蜂の巣を突いたような騒ぎになってる。 少し前までアメリカはプロパテント(知財保護重視)で、ビジネスモデル特許という流行を生み出したのもアメリカだし、なんでもかんでも特許になる、なんて言われていたのも今は昔、いまや日本の審査の方が全然ユルユルで、少なくともソフトウェア特許においてはアメリカは完全にアンチパテント側に振れたといえる。 まあこのへんの話はソフトウェア特許に限った話なので、他分野の知財業界人や弁理士はあまり知らないかもしれないが
立て続けにITレジェンドの伝記本をいくつか読んだので感想など。ネットでダウンロードできるリチャードストールマン以外はすべて茅ヶ崎市立図書館で借りて読みました。図書館万歳。 順番はなんとなく読んだ順です。 スティーブ・ウォズニアック アップルを創業したダブルスティーブの一人。コンピューターといえばデカいメインフレームだった時代に、天才的な回路設計でコンパクトでシンプルでクールなパーソナルコンピューターApple Iを自作して宇宙に衝撃を与えた。お茶目で気さくな親しみ易い人柄が滲み出たエッセイのような自伝で、完全にやり過ぎながら悪びれないイタズラの数々の告白にこっちがハラハラするわマジで。子供好きのウォズが発明した遊び「フライングツアー」、ウチでもやらせてもらってます。 アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝 作者: スティーブ・ウォズニアック,井口耕二出版社/メーカー:
特許明細書職人たるもの、特許明細書の記載、特に特許請求の範囲の記載については、一言一句について、その意味、そう書いた理由を説明できなければならない。単語はもちろんのこと、助詞や句読点にいたるまで、なぜその語を選んだのか、なぜそこに読点を打ったのか、というのは推敲されていなければならないし、はっきりいえば、そういった詳細な検討をできない特許明細書ライターに、的確な権利範囲を表現できるわけがない。 というわけで、最近フト、「請求項1〜3に記載の」といったような記載をみて、形式的なものだし、まあ絶対イヤじゃないけど、私はこうは書かないなと思う。結論からいうと、私は「請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の」と書く。というわけで、私はなぜこう書くのか、一言一句、理由を説明してみたい。 なお、あくまでもこれは私なりの現在のところの結論であり、今後、考えが変わる可能性はあるし、違う考えに基づく記
弁理士試験の最終試験である口述試験の発表があって、私はなんとか合格することができました。もう念願の弁理士試験に合格して感謝感激雨アラレ、神様仏様弁理士会様工業所有権審議会様ってな話ですけれども、今年もけっこうな数の受験生が口述で落ちていて、身近にもそれなりに口述落ちをした人がいて、すごく真面目に勉強していたのに二度目の口述落ちの人もいて、そんな人の話を聞いていたらすごく悲しい気持ちになってきたので、カッとなって書く。 口述試験は公平か? 最近の弁理士試験の口述試験は他の国家資格と比べてちょっと変わっていて、最終試験なんだけど3割〜4割程度の人が落ちる。試験なんだからそれなりに落ちる人がいるのは当然じゃないかと思うかもしれないけれども、これが不公平なんじゃないか、ということがけっこういろんなところで言われている。受験生のみならず、受験機関の先生とか、弁護士とか弁理士とかでも、この試験はちょっ
法律と科学の文脈での「適正手続」という言葉をめぐってちょっとした騒ぎになっていて、これはちょっと法律屋と科学技術屋のハイブリッドである特許屋として一言かいておいても良いかもな、と思ったので書きます。 (元ネタ)科学者とのコミュニケーションが痛いわけ (反論)法律と科学の間の溝は深い この元ネタのエントリが全体として何を言いたいのかは正直よくわからないんですけど、「適正手続」という言葉を出して言いたかったことはなんとなくわかるような気がします。法律の世界で「適正手続」という概念を説明するときによく言われる極端な例があって、例えば警官が検問をしていて車を止めました。その車に乗っていたドライバーに、ちょっとこれに息吹きかけてみて下さい、といってアルコールチェッカーを差し出します。ここでドライバーがチェッカーに息を吹きかけて、何もでなければスルー。チェッカーが反応すれば、ドライバーは酒気帯び運転を
Perl商標とかエグい 「Perl」の商標登録を、特にオーソライズされたわけじゃない人が勝手に取っちゃった、ということが起きました。エグいですね。 twitterとかブックマークとか見てると、まあそもそも何が起きてるのかよくわからんとか、これをもって「これだから知財(商標)制度は・・・(クソなんだ)」みたいな風に思っちゃってる人とかいるみたいです。その感覚はひょっとしたら半分は正しいかも知れないけど、半分は間違っていると思うので、Perl商標に絡めながら商標制度というもんを解説してみることにしました。 商標法はこんなことを目指している 商標制度というのは、商品とかに文字やマーク(商標)を付けて、その商標によって商品を他の商品と区別して買い物できるようにしたら便利だよね(、っていうかできないと困るよね)、ということで、そういう商標の識別力を保護しようとする制度です。 事業者が識別力のある商標
最近はブロゴスフィアはてなローカルの間ではネット上での実名、匿名(、無名、)論争みたいのが流行りでありまして、これについてはそれなりに思うところがあるので、そのうち文章にしながらちゃんと考えてみたいなあと思っているのですけれど、まあ例によってまた現在酔っ払ってしまっていまして、実名とか匿名とかはどうでも良くなってしまったのですね。で、ちょっと最近入籍をしたのですけれど、とかなんとかいっているうちに、嫁が妊娠とかをしていることが発覚したのですけど、それで、マタニティストラップ?ってあるじゃないですか。妊娠発覚直後、嫁がとりあえず「はつタマ」を買ってきて、そのオマケでついているのがこれでした↓。 ↓裏はこんな感じ。 で、けっこうつわりがひどくてとりあえず会社の先輩にもらったのがコレ↓。会社の先輩は東京の人です。 ↓裏はこんな感じ。同じですね。 で、いま帰ってきたらおそらく嫁が正式に自分のやつを
公開された情報のみに基づくまとめになりますが、迷惑と感じられる方は削除しますのでご連絡下さい。 弁理士 @asataku0808/弁理士 @benrishikoza/弁理士。独学の弁理士講座の中の人 @furyoshain/弁理士、企業勤務 @gdgdkitagawa/弁理士、製薬会社。米国ワシントン大学ロースクール卒業 @gingercookie/元薬剤師の弁理士 @hidematsu0904/弁理士、大学教授?講師? (→大学講義用:@tizaimatsukura) @iiden/弁理士 @inapon2009/(弁理士試験合格済・研修中)米国公認会計士 @ippechan/弁理士。KIT虎ノ門大学院准教授 @japanipsystem/弁理士 @kawaim/弁理士、会社員 @kicksstreet/ソフトウェア系弁理士 @kn_cor/弁理士 @koenjitest/弁理士 @ku
さいきんは「フェアユースこそが混迷を続ける著作権法に活路を開く万能薬」みたいなことがウェブ上で言われていて、永田町や霞ヶ関あたりのエライ人たちもついに「フェアユースの導入」を公に言い出したんですけど、反論のようなものを全くといっていいほどみかけないのがキモイので、本当にそれで良いんですか?ということをかいてみることにしました。 「フェアユースの法理」は著作権法上の侵害の定義の話で、アメリカ様の著作権法運用上の法理なんですが、ようするに「著作権侵害の定義は法律でギチギチに固めないでおくから、文句がある人は当事者同士で争ってね」という法理です。だから、フェアユース概念を輸入するということは検索サイトを合法化することでも動画サイトでのパロディを合法化することでもなんでもなくて、どこまでオッケーでどこからアウトかという境界を定める負荷を一般ピープルに負担させるということです。アメリカではグーグル様
新規な発明を「公開」する代償として発明を「保護」し、もって発明を奨励して産業の発達に寄与する制度をhogeと呼ぶことにします。 hogeがどういう理由で発展してきたのかというのは実はよく分かりません。hogeの起源として、ガリレオが発明をしてヴェネチア公に「保護」を求めたという伝説が語られていたり、白田さんの研究には、特許制度と著作権制度の発祥はもともとは同じかもしれなくて、要するに権力による新規技術の検閲制度として機能したという示唆がされたりしています*1。中山さんの『工業所有権法』なんかでは、「独占が利益を生むことは古くから知られており」〜「公権力により独占が与えられ、それによって独占者が反射的に利益を得るということは、古今東西を問わず無数に存在した」と語られています*2。でも、「公開」というキーワードは、hogeの起源を辿ると実はなかなかでてこない。 「権力による検閲」、「独占が利益
財産的情報なるものの権利を示す「知的財産権」、「知的所有権」、「無体財産権」、「工業所有権」、「産業財産権」の語の使い分けについて語ってみる。 知的財産(権) Intellectual Property (Rights)の訳語。いまのところ財産的情報の価値に関する権利を表す公用単語。必ずしも保護対象が「知的」であるとは限らないため、実体を表した言葉とは言えない。例えば商標法の保護対象は商標(ブランド名、マーク等)に化体した信用だから、こういうのは「知的」というのは違う。発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物、商標、商号、営業秘密などの財産的情報の上位概念であり、「客体が無体物であり実質的な占有が不可能で、客体の同時実施が可能」という特徴的な性質を持つ。 知的所有権 一昔前のIntellectual Propertyの訳語。これを勢いで「知的所有権」と訳したまでは良かったけど、Intelle
ジョジョ論 突然ですが、ジョジョ論です。 ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス) 作者: 荒木飛呂彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 1987/08メディア: コミック購入: 1人 クリック: 173回この商品を含むブログ (157件) を見る 私がインターネットを仕事以外にも毎日ウロウロするようになったのは『ウェブ進化論』以降なので最近まで知らなかったのですけれど、ネット上にはジョジョファンがたくさんいるようで、いろいろなところで話題になったりネタになったりしている。 なにをかくそう私もジョジョが好きだ。諸君、私はジョジョが好きだ。ジョジョと共に思春期を過ごした。というわけでジョジョ的な何かをかいてみたいなーと思ったので「私とジョジョ」をかいてみる。 私はジョジョを愛している。 愛しているからこそ、ジョジョは3部で終わったと思っている。 はまりだした頃 ちなみに私は現在
知財立国うんぬんと言われながら著作権ばかり話題にあがりますが*1、直接ITエンジニアに関係するのはどっちかっつーとむしろ特許制度だったりします。というわけで、ITエンジニアには意外と知られていなかったり誤解されていたり、これは知っておいてもよさそうだなーと思うことをまとめてみました。 1. 特許は、産業の発達のための制度 であって、発明者を保護するための制度ではありません。これは意外と誤解されているような気がするけど、いくら強調してもし過ぎることはない特許制度の根本原理です。技術は累積的に進化しますから、新しい発明をした人がそれを隠すと技術の発展が滞るので、新しい発明をした人にその技術を国に開示してもらい、国がその技術を世の中に広く知らせることで累積的な技術の進化を促して産業の発達に寄与しようというわけです*2。新しくてイケてる技術を開発して開示してくれた場合には、その開示の代償として発明
公に政治と宗教のハナシはするな、というのがオトナ社会の暗黙のルールらしいんですけど、改めてフト考えたので、ちょっとだけ、いいですか? いまさっき家に「ものみの塔」配る人がきて、いりませんといったらすぐに帰っていった。とても礼儀正しくて好印象ではあったけれど、前一度どんなもんかと思ってもらってみたら結局あんまりちゃんと読まないまま捨ててしまったので、もらうとうれしいんだったらもらっても良いんだけど、紙ももったいないので最近はいらないと言うことにしている。 宗教というのは普段は意識していないけれどたまに思い出して考えるにはかなりハマってしまうテーマで、私は多分日本人に典型的な無宗教なのだけれど、宗教と聞けば嫌悪感を感じるほど稚拙な宗教観を持っているわけではないつもりです。でも、特定の宗教を信じる気持ちはよくわからん、というのがホンネです。 宗教に関する体験をいくつか思い出してみると、例えば親戚
某劇場のクイズゲームにのってみることにしました。 あなたの毎月の給料から、ほんの4500円をスリランカの子供に仕送りすれば、その子は学校に行くことができ、その子の人生を劇的に変えることができるかもしれません。 あなたの貯金から、100万円をワーキングプアの方に与えれば、貧困から抜け出すチャンスをつかむかも知れません。 しかし、あなたは、そういう人たちを助けようとしない。 なぜですか? あなたの答えは、なんですか? Ans. 人に人を助けることなどできないから。 でしょうか。 カネは人を助けるか? カネの価値は、資本主義と民主主義とが密接に結びついた現代社会では唯一絶対の価値基準ということになっていますが、私は絶対という概念が絶対にキライですから、なんとかしてカネの価値を相対化できないものかと悩んでいます。そして学生の頃に地域通貨という考え方を知ったのですが、これはなかなかいいセンいってるん
「目クソ鼻クソのカテゴライズ、耳クソの価値もない」とライムしたのはライムスターですが、全てのカテゴライズにファックといって全ての偏見から解放されるというのが私の信条ですから、文系とか理系とかいう人間の分け方も当然ファックだと思っています。でも、私は法学部をでているので人から文系といわれることが多く、フーン、俺、文系かーと他人事程度に思っているのですが、特許明細書かきには事実として「文系」の人が少ない。まして無資格*1文系で明細書かきやってるというモノズキは現段階ではほぼ皆無で、特許明細書というのは理系がかくものということになっているらしく、それなりのプレッシャーはあるのですが、私も転職して一年半くらいたった今では人並みのノルマをこなせています。そこで、別に文系だってやっていけますよ、という建設的な理由を挙げてみようと思います。 1.やっぱり、ネット。 これは最大にして絶対不可欠の要因ですね
前置き。 私より後に職場にやってきた同年代の新人弁理士が、激務とノルマのプレッシャーと人間関係のストレスとが原因で悔しい思いをしながら辞めてしまうことになって、私はまたやりたいことが増えた。 「男なら、売れてからノーガキ垂れろよ」といったのは松尾スズキ監督の映画『恋の門』にでてきたハードボイルド小学生のキンゴで、私はこれを聞いてハッとして知財を志したといっても過言ではない。情報社会において翻弄される知財というパラダイムに興味があって、それについてイロイロとノーガキを垂れたりグズグズと考えたりしていたんだけど、その世界で飯が食えて「売れる」くらいになってからキチッとノーガキを垂れたいと思った。知財の世界で「売れる」には知財専門の法律資格である弁理士の試験に受かる程度の知識を得る必要と、実際に受かって資格を得る必要とがある。また、知財の世界で飯を食っている人がいっぱいいる特許業界というところに
特許技術者なりのハック 特許技術者なりのハックとして、勝手に特許明細書を書いてみてやろうと思いましたので書いてみました。題材は、はてなワールド。「はてなワールドの特徴」を発明提案書と想定します。出願書類まるごとかいてみようと思ったのですが、マジでかくとマジで丸二日以上かかってしまうので今回は特許請求の範囲だけ。 こんな感じかな 【書類名】特許請求の範囲 【請求項1】 ユーザの情報端末とネットワークを介して情報通信可能な情報サーバ装置であって、 現実に存在する場所の地図画像を表す地図情報を記憶する地図情報記憶部と、 前記ユーザに対応するアバター画像を表すアバター情報を記憶するアバター情報記憶部と、 前記地図情報記憶部に記憶される前記地図情報が表す地図上に、前記アバター情報が配置された仮想空間を表す画像である仮想空間情報を生成する仮想空間生成部と、 を備えることを特徴とする情報サーバ装置。 【
まだまだツアーが続くテイラー・スウィフト旋風、鳴り止まないですね。昨年の夏ですが、私もサンフランシスコ・ベイエリアのリーバイ・スタジアムでいってきました Eras Tour。かっこよかった。 カリフォルニアの Swifties が目をキラキラさせながら楽しそうにしていて、こんなに大人気だとは知りませんでした。まさに社会現象。道路混みまくりの交通機関も乱れまくり、もともと数少ないサンフランシスコ・ベイエリアの電車も臨時列車が出る始末。↓これは私がこの時に撮りました。アメリカのコンサートは録画&公開オッケーなのが多いです。 この「The Man」、日本で聴いていたときはあんまりピンときてなかったんですが、アメリカで暮らして少し立体的にみえてきたような気がしています。というわけで、独断と偏見による和訳と解釈を。 The Man - Taylor Swift (ザ・マン/テイラー・スウィフト I
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