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猫
yukiguma.hatenadiary.org
妹の病気が再発してまた入院&手術を受けることになり、ため息をついていたら、今朝になって友人が病で急逝したとの知らせが届きました。 重い話題ばかりでごめんなさいね。なんだか考えさせられることばかりです。 友人は、ゲイの男の子。どことなくエキゾチックな風貌の、セクシーな男の子でした。初めて会ったのはもう10年近く前。その当時ですでに何年もつきあってる安定したカレシがいて、珍しいなって思ってた。私のまわりにいたゲイの子たちは、ゆきずりみたいな短い恋ばかり繰り返していたから。 その頃、私はずっと友達だった人の恋人になれたばかりで、その人が大学の飲み会かなにかで仲良くなって連れてきたゲイカップルでした。私はどちらかというと亡くなってしまった友人のカレシのほうと話が合って、浮かれモードの私に“先輩カップル”としてアドバイスをくれ、「お互い、10年保ったら合同婚しようぜw」とか、いつも同じネタではしゃい
ああ、つらかった。苦しい夜でした。 逝ってしまった彼の別人のように痩せこけた姿も悲しかったのですが、残されたガタイのいい彼が、ご遺族の前で気丈に、完璧な「親友」として振る舞う姿が痛々しくて。 だけど、はやめに着いた友人によると、納棺の時にとうとうこらえきれなかったのか、突如、唸るようにうおおおーーー…と泣き出したのだそうです。仁王立ちで、赤鬼みたいに顔を真っ赤にして。 でも、少し遅れて私が伺った時には、目は真っ赤だったものの、「来てくれてありがとう」とやさしい笑顔でした。そして「女子歓迎」と囁いて、ご遺族に紹介してくれました。 ふと見ると、まわりはイカニモ系の兄貴たちばかり。でも、思ってたより友達少ないのね…と思っていたら、野郎ばかりが押しかけないように、彼がいろんな人にこまめに連絡をとって人数調整をしていたのでした。故人のセクシュアリティが、遠く離れて暮らしていたご遺族に気づかれぬように
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