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災害への備え
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第三章 漢詩を作ろう *上級編! 起承転結とは? 起承転結は漢詩の基本的な構成ですが、これは小説など他の分野でも見ることができます。 起 … 詠い起こす。物語を始める導入部分。 承 … 起を承ける。物語をふくらませる展開部分。 転 … 別のところに転じる。物語を変化させる転換部分。 結 … まとめて結ぶ。物語を締めくくる結論部分。 江戸時代の学者・賴山陽が、弟子に起承転結を教えるために用いたといわれている「糸屋の娘」という歌があります。 起 … 「京都三条、糸屋の娘」 承 … 「姉は十六、妹は十四」 転 … 「諸国大名は弓矢で殺す」 結 … 「糸屋の娘は目で殺す」 内容には諸説あり、いろんなバリエーションがあるのですが、起承転結を説明するのに非常にわかりやすい例えになっています。 「京都三条の糸屋の娘」 詠い起こしで、まず糸屋の娘が登場します。 「姉は十六、妹は十四」 次に話をふくらませて
皆様、ごきげんよう。仏教学者の佐々木閑です。この連載では、皆様からの質問に私がお答えします。仏教やお釈迦様に関する質問だけでなく、思いついたこと、なんでもいろいろ聞いて下さい。全部お答えすることはできませんが、面白い質問や大切な質問を取り上げて、できるだけ分かりやすくお答えします。 ただし、禅については禅宗のお坊さんに聞いて下さいね。 Question : 現代は自分の生きる道を自由に選べる時代ですが、そんな時代にいて、お釈迦さまの教えに沿って生きるために、私たちはどのような道を選ぶべきでしょうか? (ペンネーム「葉菜」さんからの質問) Answer : 常に広い視野で世界を見て、偏狭で自己中心的な生き方をやめる努力を続けることが大切です。自我の束縛をひとつずつ見つけ出し、ひとつずつ捨てていく。その連続が「正しく生きる」ということにつながります。 私は浄土真宗の寺の長男として生まれたもので
皆様、ごきげんよう。仏教学者の佐々木閑です。この連載では、皆様からの質問に私がお答えします。仏教やお釈迦様に関する質問だけでなく、思いついたこと、なんでもいろいろ聞いて下さい。全部お答えすることはできませんが、面白い質問や大切な質問を取り上げて、できるだけ分かりやすくお答えします。 ただし、禅については禅宗のお坊さんに聞いて下さいね。 Question : 先日私の父が闘病の末亡くなりました。入院当初は生きる事に執着しておりましたが、臨終間近になると「生きたい」という執着も無くしていました。全ての執着を無くした父は「悟った」といっても宜しいのでしょうか。 (ペンネーム「Max」さんの質問) Answer : お釈迦様の教えに従って修行し、自分の力で生きる苦しみを消すことができた人を「悟った人」と呼びます。お父様は「悟った」のではありませんが、死へと向かう中で次第に生への欲求を離れ、穏やかに
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