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News & Letters/231 THE JAPAN TIMES によれば、ドイツの首相 ANGELA MERKEL さんが福島原発事故を a catastrophe of apocalyptic dimensions と言ったそうだ。そのとおりだ。 もはや、福島第1原発の事故だけで少なくとも日本列島では終末論的な様相を帯びている。 4発の破損した原子炉を制御できるだろうか。ほとんど不可能であろう。 3月11日から現在まで半月間で、すでにチェルノブイリ級の放射能の拡散があり、しかもおそらくこれは、ほんの序曲に過ぎないであろう。日本や周辺国ー世界は、長期にわたってこの放射能の噴煙を上げ続ける毀損した福島原発の原子炉を抱えながら(共存しながら)暮らしていかねばならないであろう。 何という運命だ。警告を発していた内外の科学者もその警告がそのまま現出したことに驚いているであろう。このような事態
『日本思想の古層』(2017年8月10日藤原書店 梅原猛 川勝平太)という本を読んでいる。 川勝氏は梅原猛の哲学を賛嘆して次のように言う、 「・・・日本において信仰が芸術に昇華したことは疑いないところである。芸術は文化の花である。 「花」自体が信仰と芸術の統合シンボルになる。・・・・芭蕉は「西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休が茶における、その貫通するものは一なり。しかも風雅におけるもの、造化にしたがひて四時を友とする。見るもの、花に非ずという事なし。おもふところ、月にあらずといふ事なし。像、花にあらざるときは、夷狄にひとし」(『笈の小文』)と言った。」 梅原日本学という哲学の中核的思想は 草木国土悉皆成仏 という概念であり、それは縄文時代以来の日本の基層をなす文化・信仰である、という。それはそうかもしれないが、「夷狄」を差別・排撃する芭蕉の芸術論を称揚するのとど
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