日本画のバインダーとして用いられる膠類は、洋画技法でも使用されます。「ゼラチン」または「サイズ」と呼ばれるものは純粋なものであり食用にもなります。 「グルー」と呼ばれるものは多少の不純物を含み、接着剤や媒質に使用されます。 クサカベでも数種の膠を販売致しております。その主な特長と用途についてまとめました。 膠は、動物の皮革や骨髄から採られる強力な糊です。主成分は、コラーゲンという蛋白質の一種です。 本来、接着剤としての用途が中心ですが、絵具や絵画下地のバインダー、また、膠をさらに純粋に生成した「ゼラチン」は食用や写真用にも使用されます。 一般的に、絵画用に使用される膠は、骨よりも皮から採ったものの方が耐水性があり、 純粋に生成されたゼラチンよりも、多少不純物を含む手作りの膠の方が柔軟性に富んでいて適しています。 日本画では、「鹿膠」や「三千本」といった独特のものが使われ、洋画技法では、「ウ