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パリ五輪
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思考についての哲学的探求 21 思考についての哲学的探求 ― ギルバート・ライルの観点から― 池吉琢磨・中山康雄 目 1. 2. は じめに 次 ラ イルの思考の分析の概要 2. 1 2. 1 2. 1 思 考と独白 思 考と技能 思 考していると言えるための条件 3. 4. 5. 思 考の本質的特徴 思 考とアナロジー お わりに 22 大 阪大学大学院人間科学研究科紀要 33; 21-38( 2007) 思考についての哲学的探求 23 思 考についての哲学的探求 ― ギルバート・ライルの観点から― 池 吉琢磨・中山康雄 1 は じめに ロ ダンの「考える人」は、一体何を考えているのだろうか。――これは、 G. ラ イルが 『心の概念』 以降の論文や講演の中でしばしば取り上げてきたテーマだった。 考える、 あるいは思索する、 熟考するということは本質的に
「大阪大学大学院人間科学研究科紀要」第 8 , 0 年3月所収 2巻2 2 0 「差異」の差異 ── ドゥルーズとデリダ ── 檜 垣 立 哉 83 「差異」の差異 ── ドゥルーズとデリダ ── 檜垣 立哉 1.差異という問題群 ドゥルーズとデリダとのあいだに差異線を引いてみたい。この両者には、 0 6 年代とい う時代をともに生き、それぞれの仕方で西洋哲学の伝統に忠実な道筋を辿りながら、そ のロジックを意図的にひっくり返していくという点で、共通項がたくさんある。 「差異」 という、現代思想を語る上であまりに平凡でありふれた、だけれどもその内実や射程が けっしてクリアにされているとはいいがたい術語も、単純に考えれば、そうした共通項 のひとつだろう。 しかし同時に、この両者の思想の内容は、水と油のように背反している。ドゥルーズ はデリダのテクストを正面から論じることはなか
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