Appleは、Mac OS Xで標準で搭載されるフォントをOpenTypeにすると同時に、採用する字体を約17,000字にまで拡張することにした。 この約17,000字というのは、かなりアバウトな数字で、幕張で発表されたときすべての字体が決まっていたわけではない。中身をフィックスしていないにも関わらず、MacintoshのOpenTypeの字体の数を発表するのは、Appleの自信のあらわれだろうか。「この程度のことは考えているよ」という一つのパフォーマンスでもある。 もちろん約17,000字という数は根拠のないものであるまい。JISの第二水準以降に拡張された補助漢字と第三・第四水準の字体をベースにグリフを揃えたと思われるAdobe Japan1-4のいくつかの字体を付け加えると、そのくらいの数になるわけである。 JISは多少のグリフの違いは包摂することで、字体を統一することを優先し