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都知事選
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●ステロイド外用薬の特性 外用薬に含有されているステロイドホルモンは、体内で産生されるステロイドホルモンを人工的に合成して力価(効果)を強めたものです。いろいろな症状で使用しやすいように、強さ(ランク)の弱いものから強いものまで多くの製品があり、その強さは5ランクに分けられています(表2)。最近はジェネリックのステロイド外用薬が多く登場し、たくさんの商品名がありますが、中に入っている成分名を比較すると、どのランクのステロイド外用薬かを知ることができます。 日本にはたくさんのステロイド外用薬があると言われていますが、欧米ではさらに多くのステロイド外用薬が使用されています。また、日本では5gチューブが主流ですが、欧米の外用薬は50gや100gチューブが主流です(図25)。日本と比較して、欧米の方が外用薬の使用量が多いのは、チューブサイズの違いが影響していると考えられます。 表2 ステロイド外用
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●アトピー性皮膚炎の治療は、医師と患者が協力し、同じ目標に向かって治療を行うことがとても重要です。診療ガイドラインに基づいた適切な治療を行えば、多くの方が治療目標を達成することが可能です。本ページでは、アトピー性皮膚炎に関する様々な情報を掲載しています。ぜひご一読ください。 九州大学大学院医学研究院皮膚科 教授 中原 剛士 ※PDFファイルを見るためにはAdobe Readerが必要です。 お持ちでない方はアイコンをクリックしてAdobeのサイトからダウンロードして下さい。
I ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! II 表 1 アトピー性皮膚炎の定義・診断基準(日本皮膚科学会) アトピー性皮膚炎の定義(概念) アトピー性皮膚炎は,増悪・寛解を繰り返す,瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり,患者の多くは アトピー素因を持つ. アトピー素因:①家族歴・既往歴(気管支喘息,アレルギー性鼻炎・結膜炎,アトピー性皮膚炎のうちい ずれか,あるいは複数の疾患) ,または② I g E抗体を産生し易い素因. アトピー性皮膚炎の診断基準 1 .瘙痒 2 .特徴的皮疹と分布 ①皮疹は湿疹病変 ・急性病変:紅斑,湿潤性紅斑,丘疹,漿液性丘疹,鱗屑,痂皮 ・慢性病変:浸潤性紅斑・苔癬化病変,痒疹,鱗屑,痂皮 ②分布 ・左右対側性 好発部位:前額,眼囲,口囲・口唇,耳介周囲,頸部,四肢関節部,体幹 ・参考となる年齢による特徴 乳児期:頭,顔にはじまりしばしば体幹,四肢に下降. 幼
油症は1968年に西日本一帯の広範囲な住民の方々が、熱媒体として使用されていたPCBの混入した食用米ぬか油を摂取することによって起こった食中毒事件です。その後、研究班によってPCDFなどのダイオキシン類も混入していたことがつきとめられ、油症PCB類とダイオキシン類による複合中毒であったことが証明されました。油症の初期には、全身倦怠感、食欲不振、頭重感などの非特異的な全身症状があらわれ、引き続いて、油症に特徴的な症状や所見として、座瘡様皮疹、爪の着色、眼脂過多、歯肉部の色素沈着、下肢の知覚過敏あるいは鈍麻、月経不順、乳幼児の成長遅延などがあらわれました。 発生以来時間の経過とともに、油症の臨床所見は徐々に軽くなっていますが、今後も慎重な経過観察が必要です。それはPCB類やダイオキシン類は体内に年余にわたって残留するという性質を持っているからです。本書は油症研究班によってなされたこれまでの研究
大矢幸弘1)、野村伊知郎1)、須田友子1)、成田雅美1)、渡辺博子1)、赤司賢一2)、明石真幸1)、二村昌樹1)、松本美江子1)、小嶋なみ子1)、赤澤晃3) 1)国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科、2)東京慈恵会医科大学小児科、3)国立成育医療センター総合診療部小児期診療科
「アトピー性皮膚炎-よりよい治療のためのEvidence-Based Medicine (EBM)とデータ集;2010年改訂版」を掲載いたしました。 この内容は、厚生労働省研究班「アトピー性皮膚炎の既存治療法のEBMによる評価と有用な治療法の普及」(主任研究者:古江増隆)(2002~2004年度)の研究成果を基に、その後の厚生労働省研究班「アトピー性皮膚炎のかゆみの解明と治療の標準化に関する研究」(研究代表者:古江増隆)(2008~2010年度)による文献検索と検討結果を追加して作成されております。 執筆者の許可なく、コピー・転載することを固く禁じます。本稿の内容に関する問い合わせは、研究代表者/研究分担者/研究協力者一覧をご参照下さい。 治療に携わる専門医、一般臨床医、その他の医療従事者、行政の方々、そしてなにより患者さんのための参考資料として一般公開させていただきました。各項目に「医師
はじめに この患者さん向けのインターネットパンフレットは、厚生労働科学研究「アトピー性皮膚炎の既存治療法の適応と有効性の再評価に関する研究」(1999-2001年度)の一環として2001年に初版が作成されました。その後、厚生労働科学研究「アトピー性皮膚炎の既存治療法のEBMによる評価と有用な治療法の普及」(2002-2004年度)による検討結果を加え、2003年に増補版として追加訂正を行い、厚生労働科学研究「アトピー性皮膚炎の発症・症状の制御および治療法の確立普及に関する研究」(2011-2013年度)の成果を踏まえ、2013年12月に大幅に改訂しました。 内容の更新や追記、さらにわかりやすい表現に改訂するにあたり、認定NPO法人・日本アレルギー友の会の皆さまに多大なるご尽力を賜りました。また入浴方法や外用方法の動画の作成は、国立成育医療研究センターの大矢 幸弘先生、二村 昌樹先生、NPO
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