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ACはどのようにして出来るか? 典型例1 (アルコール依存症の父親を持つ長女) 父親はDVやアルコール依存症で、無責任で仕事も続かず、経済的にも精神的にも家庭内での父親の役割を果たしていない。酔うと母親に当たり、暴力も振るう。母親はそんな父から逃げることも出来ず、いつも不安で、暴力を恐れ父親の顔色を伺っている。 そんな家庭の中でまず長女は自分が保護されるべき子供であることを断念せざるを得なくなり、子供らしい面や弱い面を出せなく(自分の中にあることすら認められなく)なる。その代わりに母親の代わりに弟妹の世話をしたり、母親の相談相手になったりする。時には一家を支える稼ぎ手であったり父親をアルコール治療の病院に連れて行ったりもする。 これらの役割を、本人は母親から頼まれたわけでもなく、暗黙のうちに「お母さんが大変だから」と自発的に察して行動するようになり、その際実際の母親や相手がどう望ん
ADHD関連 1.ADHD私見 2.自他覚所見 3.ADHDとASの比較 4.ADHDのAC 5.先延ばしの構造 6.ADHDの様々な経過(update 9.10) 7.ADHDのAC続 8.自己正当化型モラハラADHD(update 9.10) ホームへ戻る
偏屈者宣言 私はADHDである。今後私は、ADHD らしく偏屈に生きることをここに宣言する 結婚して10年を過ぎてから、妻の口から「ADHDは皆自分勝手」という発言を聞きショックを受けた。その後冷静に考えた結果、「ADHDは多数派から見れば自分勝手であることは確かである」「その本当のことを言われてショックを受けるのはおかしい」 「無理をして普通の夫、普通の父親を志向してきたために、ショックを受けることになった」 「初めからADHDらしく偏屈に生きていれば何を言われてもショックを受けることも無く、本来そうするべきだった」 と考えた。 無理をして普通、多数派と同じになろうとすることで、かえってストレスを生じ、その結果いらいらして八つ当たりしたり、攻撃的になったり、ぶち切れて意欲を失ったりする結果になるくらいであれば、初めから偏屈のほうが周囲に与える悪影響はむしろ少ない。 私はA
ACのカウンセリング これまで述べてきたように、ACの本質は「自分が悪いと思い込んでいる」「自分の問題と人の問題の区別がつかない」という認知のゆがみで、その修正がカウンセリングの目標である。 ACには、「ここがACの認知のゆがみが生じたところだ」というはっきりした原因や状況が特定できることが多い。母親の態度や言葉であったり、父親からの虐待の恐怖の場面であったり、家庭全体の危機の状況であったり、いろいろだが、詳細な家計図とアルバムを用いて丹念に過去から生い立ちを振り返ってみると、「この場面だ」という状況がふとしたきっかけで口をついて出てくる。あまりに恐怖の状況では記憶さえ消されることがあり、「思い出しなさい」というとおそらく出てこないような体験が、写真などの現実的な材料を用いると「そう言えば」と言う感じで出てくることがある。ここが認知の修正のチャンスである。 重要なのは、過去の感情では
ACは母親が作る たびたび目にする非常に厳しい現実のひとつは、「例え母親は父親からのDVなどの被害者であっても、その母親の行動によって子供はACになる」ということである。父親のDVや無関心は子供がACになることの必要条件ではあっても十分条件ではない。兎にも角にも、母親とはつらい、厳しい立場であると言わざるを得ない。 ある男性のケースでは、暴君である父親が、成長した本人が父親を言い負かすと、逆に母親に八つ当たりすることが続き、ついに母親は本人に出て行くように言ったことでACになったことが分かった。この男性は非常に母親思いで、自分が母親から出るように言われたことがショックであったが、「母親も大変だから」と無理やりに自分を納得させてその後生きてきた。 「自分が(当然自分のために)父親を言い負かすことが、母親を苦しめる」ということを当の母親から告げられたことで、「自分の存在そのものが母親を思
人格障害の治療とは(update 3/6) (注 以下の説明は専門家でない方への分かりやすい解説を意図したもので、あくまで私の臨床経験に基づくものです。学問的な用語法や定義から外れる表現をお許し下さい。なお、人格障害にはさまざまなものがありますが、ここでは主に臨床の現場でよく見られる「境界性人格障害」について述べています。) 【はじめに】 (境界性)人格障害で苦しむひとはたくさんおられますが、その多くは治療できます。思考及び行動パターンの修正のための私なりの治療法を以下にまとめてみます。ポイントは「認知の修正」と「自分で治ること」です。 【人格障害とは】 ここでいう人格障害とは、「生きて行く上で障害になるいろんな心と行動の問題があるが、精神病ではなく、性格的なものといわれる」という人たちの「困った認知と行動パターンの障害」のことをいいます。典型的には、「親しくしていた人が離れてい
「崖っぷちに追い詰められる」ことは自分を劇的に変える最後のチャンスです。自分の性格に苦しんでいる人はたくさん居ます。私は精神科医として、どん詰まりの人々が「逃げる」パターンを捨てて劇的に自分を変えていった様子を数多く見届けてきました。 逃げることさえやめれば、自分を変えることは可能です。このページでそのための方法をともに考えましょう。
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