NECはクラウド基盤を利用して、PCや携帯端末から仮想デスクトップ環境にアクセスでき、コンビニなどの複合機で印刷もできるシステムを開発した。2011年度中の商用化に向けて複数企業と協議を進めている。 NECは4月21日、仮想デスクトップによる業務や印刷操作をあらゆる場所で行える「C&Cクラウド・ワークスタイル」の試作システムを公開した。2011年度中の商用化を目指し、通信事業者やITサービス企業、プリンタメーカーなどとの調整を進めている。 C&Cクラウド・ワークスタイルは、仮想デスクトップ環境をインターネット経由で利用する「クラウド・デスクトップ・サービス」と、ID認証サービス「BitGate」、印刷イメージやプリンタドライバをインターネット経由で配信する「クラウド・プリンティング・サービス」で構成される。 開発したシステムでは、まずICカードを利用した社員証をPCやスマートフォン、タブレ