矢巾町の中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる問題で、学校が今週中をめどにまとめる調査報告書にいじめを認める内容を盛り込むことが18日、関係者への取材で分かった。生徒アンケートや聞き取り調査を踏まえて判断した。いじめと自殺の因果関係の記載は結論を得ていないとみられる。第三者委員会の人選は白紙に戻し、遺族の要望を踏まえて再検討する。 学校は生徒死亡後、生徒445人にアンケートを実施。その後実施した生徒127人への聞き取り調査では、男子生徒と学級や部活が異なる生徒だけで、約60人がいじめを見聞きしたと回答した。 いじめに関与したとみられる生徒や教職員への聞き取りなども踏まえ、報告書の作成を進めている。いじめと自殺の因果関係に関する内容の報告書への記載は検討中だ。 男子生徒が担任とやりとりする生活記録ノートには「づ(ず)っと暴力、ずっとずっと悪口」「氏(死)にたい」などの記述があり、