国内の旅行市場が縮小する状況下において日本の旅行業界が成長していくためには、グローバル市場で世界の旅行者のニーズに幅広く応えることが求められている。真のグローバル企業として、着実に変貌を遂げつつあるJTBグループの世界発、世界着のビジネスモデルとはどのようなものなのか。 インバウンドという言葉を頻繁に耳にするようになった。インバウンドとは、外から入ってくる人の流れを意味し、日本では外国人の訪日旅行の流れを指す。その対義語がアウトバウンドだ。外国人の訪日旅行は伸びが期待されるものの、少子高齢化で日本人の旅行市場は長期的には縮小傾向をたどる。 サイパンは旅行業の 国際化を表す縮図に こうした環境下で日本の旅行会社に求められているのはどのようなグローバリゼーションなのか? まずはサイパン島の変化について、JTBグローバル事業本部の武田淳 事業・マーケティング統括部長は指摘する。 「2009年の時
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