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歴史に関するquagmaのブックマーク (112)

  • 第223回活動記録 旧石器捏造事件 誰も書かなかった真相

    1.旧石器捏造事件の現状 事件発覚からまだ3年しかたっていないのに、藤村新一ただ一人に罪をかぶせたまま忘れられようとしている。 藤村が関与した遺跡のみを2年半かけて再調査したが、なにも出てこなかった。捏造された遺跡からなにも出ないのは当然である。 25年間発掘を行ってきた東北旧石器研究所が解散した。資料や証拠品が散逸し隠される可能性がある。 2.藤村ひとりを断罪することへの疑問 藤村は発掘現場の一作業員。論文も読めないし石器の図面も書けない。25年間藤村一人で捏造が続けられるわけがない。 25年間に160以上の発掘現場で、専門家である現場監督の誰ひとり藤村の捏造を見抜けないなんてことはあり得ない。 藤村の手記は、黒塗りされてしまったが、共犯者がいたことをにおわせる記述がある 京都女子大学の野田正彰教授(精神病理学)は、悪の主役は藤村以外にあると次のように述べる。 彼(藤村)の話には真実もあ

    quagma
    quagma 2012/09/10
    S.J.グールドが書いてたピルトダウン事件http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E4%BA%BAの構図http://anthropology.blog.ocn.ne.jp/bioarchaeology/2010/11/post_07d4.htmlに酷似(藤村=ドーソン、岡村=テイヤール)
  • 〈歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日本文学〉

    歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日文学〉 第9回 金子文子(2010.10.12) 〈歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日文学〉 第8回 芥川龍之介(下)(2010.9.6) 〈歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日文学〉 第7回 芥川龍之介( 中)(2010.8.9) 〈歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日文学〉 第6回 芥川龍之介(上)(2010.6.28) 〈歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日文学〉 第5回 有島武郎(2010.5.31) 〈歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日文学〉 第4回 高浜虚子(2010.4.12) 〈歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日文学〉 第3回 夏目漱石(下)(2010.3.8) 〈歴史×状況×言葉 朝鮮植民地支配100年と日文学〉 第2回 夏目漱石(上)(2010.2.22)

  • 「国民の創生」(大森一輝@都留文科大学)

    「国民の創生」という物語 -20世紀初頭のアメリカ合衆国における南北戦争の記憶と「和解」- 大森 一輝 (要旨) 論文では、南北戦争終結の50年後にあたる1915年に公開された映画「国民の創生」を題材に、「KKKが南北戦争後の南部を救うことで人種秩序が回復され国家が再生された」という筋立てで南北戦争の意義を反転させたこの作品が、北部社会の大衆レベルで熱狂的に受け入れられたことの意味を、人種関係の再編による国民意識の醸成という観点から、ボストンを事例として、見直した。 その結果、ボストンでも、大量に流入しつつあった東南欧系移民の「国民化」のために、「白人-黒人」の二項対立的な「人種秩序」が強化され、南北両地域の「白人」社会の「和解」による「白人共和国」としてのアメリカの確立とその中への「白人」=「国民」としての移民の取り込みのために、南北戦争の記憶の書き換え(南北の対立と奴隷解放→白人・

  • 与謝野鉄幹の周辺 - heuristic ways

    少し前のニュースで、「鉄幹の侠気、お孫さんは… 関経連会長が与謝野氏に皮肉」(朝日新聞、1/19)というのがあった。 この記事で私は初めて与謝野馨経済財政相が与謝野鉄幹の孫だということを知ったが、最近、与謝野鉄幹のことをいろいろ調べていて、鉄幹の「侠気」がどういうものだったかということがだんだんわかってきた。というのも、鉄幹(1873−1935)は朝鮮王妃殺害事件(1895年)の「関係者」に近いところにいた人物だったからである。 角田房子氏は、『閔妃暗殺』の中で、与謝野鉄幹について、2ページほど触れている(新潮文庫版p419〜p420)。 送還者名簿の中に「領事官補堀口九万一、従者与謝野寛」とある。事件当日ソウルにいなかった与謝野が帰国させられたのは、証人として事情聴取をするためか、またはソウルで何をするかわからない危険人物と見られたためであろうか。彼は広島で簡単な取調べを受けただけで釈放

  • 朝鮮王妃殺害をめぐって(2) - heuristic ways

    牧原憲夫『民権と憲法』を読んでいて、少し驚いたのは、そこに朝鮮王妃殺害事件に関与する以前の三浦梧楼(ごろう)のことが出てきたことだった。それによると、三浦は1880年代に山県有朋を悩ませた「四将軍」の一人だったのである。*1 明治一四年政変で政府批判の意見書を出した谷干城(たてき)・鳥尾小弥太(こやた)・三浦梧楼・曾我祐準(すけのり)の四人は、薩長出身者が上層部を独占し規律も乱れた陸軍に不満と危機感をもっていた。八一年、三浦・谷が校長を務めた陸軍士官学校の卒業生を中心に兵学研究の月曜会が発足すると、四将軍は顧問に迎えられた。政治的には保守的な四将軍と、能力位の抜擢や近代的軍隊の建設を望む若手将校が結びついて、反山県派が生まれたのである。  彼らは「天皇の信任も厚く、師団の検閲・教育を担当する天皇直属の監軍部が設置されると、東・西の監軍部長に谷、三浦が任命され、曾我は参謀部次長になった」

    quagma
    quagma 2011/02/14
    "国家的犯罪のアウトソーシング"という言葉で、60年安保闘争のさい岸政権が右翼を利用したことを思い出した。これは浅沼稲次郎刺殺事件や「風流夢譚」事件といった人死にが出る事態の遠因ともなった。
  • 私たちによる解放を待っている者 - Arisanのノート

    エジプトの情勢をめぐるこれまでのニュースのなかで、もっとも不快な印象を受けたもののひとつは、イギリスのブレア元首相が、『エジプトの変革と民主主義には賛成だが、われわれがマネージする必要があるだろう』と言った、というものだ。 まったく、アメリカやイギリスが自分たちの権益確保のために余計な手出し、口出しをしなければ、そして暴力的な仕方で成立したイスラエルという国を暴力的なままに維持し続けるためにムバラク政権のようなものを支え続けなければ、中東の政治はもっと早く民衆が自ら決めるものになっていただろう。また、現在反米を標榜する国も、もっと民主的な仕方でそれを行うことができただろう。 「変革と民主主義」が実現できないそもそもの原因を自分たちが作ってきたのに、民衆がその間接的な支配から脱してやっと自立と解放を実現しそうになると、支配力を維持し続けるために、「われわれがマネージする必要」なるものを臆面も

    私たちによる解放を待っている者 - Arisanのノート
  • もちつけblog(仮)、、、の跡地(はてなダイアリーに移転。) 多文化主義の弱点と、世界の首都 蓮實重彦・山内昌之 『われわれはどんな時代を生きているか』(1)

    ・蓮實重彦/山内昌之 『われわれはどんな時代を生きているか』講談社 (1998/05) 書は、フランス文学者であり映画批評家である東京大学学長(当時)と、同大学のイスラーム史を専門としながらもそれ以外の分野にも博学で知られる教授による、「往復書簡」ともいうべきものです。言及したい話題が豊富ですので、章の順を追って書いていきたいと思います。基的に書は話題がズレながら進んで生きますので、ついていくのは思いのほか大変です。 ■多文化主義の弱点としての「人種主義」■ 第一章で山内は、多文化主義がフランスの国民戦線のようなタイプのレイシズムに対抗できないことを、論じます。多文化主義では「差異」の尊重は、そのまま「差別」への許容にすり替えられる、と(注1)。「差異への権利」は、差別を助長する方向と、差別に反対する方向との両方に使われてしまう、というのです。 国民戦線の論法とは、【マイノリティの権

    quagma
    quagma 2011/02/12
    id:haruhiwai18 この本、面白かったですよね。読み返してみたくなりました。(2)の追記で引用されている蓮實の「最も魅力的なものが最も困ったものであるという矛盾」という言葉が、個人的に触発的でした。
  • 教育問題に関するBUNTEN激白

    BUNTEN @bunten http://bit.ly/hvFRX7 左翼悪玉説みたいなのこそ、現代の「恐いもの」のような気がする。障害児ではなかったが問題児だった俺は組合だの左派だのが強かった(はずの)炭坑街で育った。教師からのつるし上げも経験したが、それは他に仕事が無くて仕方なく教師になった(続く) 2011-02-05 08:31:09 BUNTEN @bunten (続き)手抜き派とでも言うべき人物からで、どうみても左派ではなかった。もし当時の左派が今ネットで言われているような教育をしていたならば、問題児・いじめられっ子の俺がネットで左翼を自称することはなかっただろう。▼学校にはいい思い出はないが、少なくとも、「出る杭」として(続く) 2011-02-05 08:31:35 BUNTEN @bunten (続き)教師から叩かれた記憶はない。(BUNTENは馬鹿だから、出てると言う

    教育問題に関するBUNTEN激白
  • エジプト:軍とイスラム勢力にまつわる「誤解」

    一週間前、エジプトの反ムバーラク勢力が「怒りの日」に結集したときには、こうも急速に事態が展開するとは予想できなかった。3日ごとに組織される数十万規模のデモ、外出禁止にも従わず終日ムバーラク退陣を叫ぶ若者。米政権も現政権を見限り、30年間のムバーラク大統領の治世は終焉を迎えつつある。 「ムバーラク政権の独裁に反対する民衆に、軍も共感し、反政府勢力のムバーラク下ろしが勢いを増しているが、野党のなかで最も強力なイスラーム主義のムスリム同胞団が新体制下で支配的になり、イランのようになるから危険だ」――。これまでの報道振りをまとめると、こんな感じだろう。だが、このロジックに強い違和感を覚える。 第一は、軍に対する認識である。ムバーラク政権は、52年以来続いてきた紛うことなき軍事政権である。52年の共和制革命を担った主役として、以来軍は支配層の中核にあった。ムバーラク批判が強まるにつれて、軍が真っ先に

    エジプト:軍とイスラム勢力にまつわる「誤解」
  • 自由民、フリーター、テクスト - heuristic ways

    ネットの翻訳サイトで「自由民権」を英語に翻訳すると、“Freedman right”という訳が出てきたりする。“freedman”とは、「(奴隷の身分から解放された)自由民」のことである。「自由民・権」=「自由民の権利」と訳したわけだ。 「自由民」ということからの連想で思い出したのだが、私はこのブログを始めた頃から(2005年〜)しばらくの間、フリーターの問題にずっとこだわっていた。年齢的にはすでに行政用語でいう「フリーター」(15〜34歳)ではなくなっていたものの、雇用形態としては今も「アルバイト」(週5日の常勤)だし、フリーター当事者であるという自己意識はずっとある。 ただ、私の場合、別に正社員になりたいわけではないし、特に不当な待遇や差別を受けているとも思わない。労働形態としては、今の仕事がわりと性に合っているし、何より、「労働が主体的であるのは、まさにそれが私の人格とはなんの関係も

    quagma
    quagma 2011/02/01
    ちょっと他人とは思われない感が。共感しました。
  • 日の丸と燃える十字架 - こぐま座

    昨日アップしたエントリーのブコメで、国旗に言及する方がいた。 私も日で十字架焼却に類比すべきものを挙げるとしたら日章旗(日の丸)しかない、と考えており、下書きの段階では「ナチの鍵鉤*1十字」に言及した後でその点にも触れようと考えていた。 ところが、続けて「いわゆるふつうの人たちが無邪気に日の丸にコミットするカルトな日社会…」というようなことを書こうとして、「いやしかしカジュアルに国旗が呼び出されることは他の国でも珍しくないのでは?」「無邪気な日の丸へのコミットという一事をもって日社会が他国の社会と比べてカルト的、というのはやっぱり安易だろう」「ところで他国の国旗と比べて日の丸は特殊だといえる側面を持っているのだろうか?」「国旗の下にさんざんあくどいことをやったのは日に限らないわけで…」「いやいや、悪しき一般化いくない!!」などと思考が迷走して収拾がつかなくなり、文章もダラダラと冗長

    日の丸と燃える十字架 - こぐま座
    quagma
    quagma 2011/01/29
    id:T-3don おお、ありがとうございます。
  • 十字架焼却の歴史 - こぐま座

    合衆国におけるヘイトスピーチ規制の文脈において重要な連邦最高裁判決であるVirginia v. Black 538 U.S. 343 (2003)を読んでいるのだが、そこで素描されている「十字架焼却(cross burning)」なる行為の歴史が非常に興味深い。 Virginia v. Black判決(以下、ブラック判決)では、十字架を燃やす行為を犯罪として処罰するヴァージニア州法の合憲性が問題となっている。実は先例として、ほぼ同じような内容の市条例を、合衆国憲法第1修正*1に反し違憲であると判断した判例(R.A.V. v. St.Paul 505 U.s. 377 (1992)、以下、RAV判決)がある。ブラック判決の法廷意見(O'Connor裁判官)は、この判例を変更していないのだが、にもかかわらずRAV判決とは反対に十字架焼却を禁止するヴァージニア州法を合憲と判断した*2。ブラック判

    十字架焼却の歴史 - こぐま座
    quagma
    quagma 2011/01/28
    id:matsuiismベンヤミン!歴史哲学テーゼ(でしたっけ?)とかはなんとなくかっこよくて好きなんですが、「暴力批判論」まったく理解できなかったんですよね…
  • ホブズボーム語る - Living, Loving, Thinking, Again

    Tristram Hunt*1 “Eric Hobsbawm: a conversation about Marx, student riots, the new Left, and the Milibands” http://www.guardian.co.uk/books/2011/jan/16/eric-hobsbawm-tristram-hunt-marx 93歳にして最近新著How to Change the World: Tales of Marx and Marxismが出たばかりの、マルクス主義歴史学者というか、世界左翼界最長老のひとりであるエリック・ホブズボーム氏へのインタヴュー。インタヴュアのTristram Hunt氏は現在労働党の国会議員。 Hunt氏はこのインタヴューの前提としての2007年以降のマルクスを巡る情況を以下のように記している; Suddenly, M

    ホブズボーム語る - Living, Loving, Thinking, Again
  • 「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」第1回、第2回を見て(追記あり) - Apeman’s diary

    この番組について書く前にとりあげたいもあり、また第3回、第4回も見たうえで評価したいということもあって、とりあえず思ったことを漫然と書いておくことにする。 1月16日に放送された第2回「巨大組織“陸軍” 暴走のメカニズム」について、hokusyu さんが次のようにコメントしておられる。 昨日のNHK戦争話は、まあ実証歴史学の罠というか。よくあるホロコースト機能派批判がそのまま通用してしまう感じ。つまりカタストロフがあたかも「運命」であったかのように物語られることですが。 (http://twitter.com/#!/hokusyu82/status/26857725812019200) たしかに「暴走のメカニズム」といったタイトルは視聴者にそうした「物語」を暗示しかねない。第1回の導入部では当時の軍・政府関係者の戦後の発言が紹介されていたが、佐藤賢了の次のような発言*1は「カタストロフ

    「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」第1回、第2回を見て(追記あり) - Apeman’s diary
  • 郭沫若・日本の旅 - Arisanのノート

    随行記 郭沫若・日の旅 作者: 劉徳有,Liu Deyou,村山孚出版社/メーカー: サイマル出版会発売日: 1992/10メディア: 単行 クリック: 13回この商品を含むブログ (1件) を見る 一番私どもに感銘を与えたのは、変化といえば変化ですが、人間と人間の関係、われわれとあなた方との間の感情が昔と違ったような感じがします。それは一番深く私に感銘を与えました。 学生時代、それから亡命の時代は、先生もご承知の通り、私の国が悲惨な運命に陥っている時代ですから、非常に肩身が狭かったのです。学校の先生からは愛され、同窓の間に友達もたくさんありますけれども、お国の方一般からは、これは無理もないですが、疎隔があったのです。もっと率直にいえば、軽蔑しているというようなところがありました。ところが今度来ると、そういうところが違ったのです。兄弟のような感じです。ことに田舎に行くと、ほんとうに真心

    郭沫若・日本の旅 - Arisanのノート
  • 伊藤博文の克服 - 過ぎ去ろうとしない過去

    プロジェクトJAPANシリーズ 日と朝鮮半島 第1回 韓国併合への道 伊藤博文とアン・ジュングン http://www.nhk.or.jp/special/onair/100418.html リアルタイムで視聴。何か想像以上に、各方面(主に修正主義的な人々)に気を使ったのだなと思わせる構成になっていた。おそらく『アジアの”一等国”』(http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20090412/p1)への批判があまりにも大きかったせいで相当ナイーヴになっているのだろう。 そのせいもあって、この番組は内容として不満が残るものであったのみならず、構成においてもやや不自然なところが多かったように感じられる。主題は明確で、「帝国主義者」で「リアリスト」の伊藤博文と「反帝国主義者」で「理想主義者」のアン・ジュングンという二人の登場人物の違いを、それぞれの立場の象徴として際立たせ、

    伊藤博文の克服 - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 高宗(コジョン)の闘争 - heuristic ways

    笹川紀勝・李泰鎮編著『国際共同研究 韓国併合と現代――歴史と国際法からの再検討』の目次を見ると、韓国・朝鮮の学者も多数執筆している。その中で、金鳳珍(キムボンジン)氏の「「韓国併合有効・不当論」を問う」を読んでいたら、ハッとさせられる指摘があった。坂元茂樹氏が、「明治政府は……同協約(第二次日韓協約)の締結に先立ち、米国からは桂・タフト協定で、英国からは第二次日英同盟で、そして韓国の覇権を争っていたロシアからはポーツマス条約によって、周到にも日の大韓帝国の保護国化の承認を取り付けていた」と述べているのに対し、金鳳珍氏は「米・英・ロといった当時の帝国主義諸国の承認と、条約強制の合・不法とは何ら関係もない」と指摘しているのである。《その承認があったとしても、大韓帝国代表者に対する条約強制の不法性は変わらないのだ。その承認はむしろ当時の、「アウトロウ国家同士」の共犯関係を表すのみである。》 同

  • 李泰鎮『東大生に語った韓国史』 - heuristic ways

    李泰鎮(イテジン)教授の著書を調べたところ、日語で読めるものとしては、『東大生に語った韓国史――韓国植民地支配の合法性を問う』(2006年)があり、図書館で借りることができたので、早速読んでみた。 これは、著者が二〇〇四年六月から七月にかけて、日の東京大学駒場キャンパスで総合文化学科大学院生を対象に行なった集中講義を記録したものだという。氏を招請したのは、高橋哲哉(哲学)、中島隆博(中国文学)、北川東子(ドイツ哲学)、石黒ひで(英文学)等の諸氏であり、四人は「東京大学共生のための国際哲学交流センター」の下で、「戦争、法、暴力」という主題のプロジェクトを推進しており、その一環として李泰鎮教授を招請したとのことである。 この講義は六回に分けて行なわれたが、の最後に「特別講演 東アジアの未来――歴史紛争を越えて」が掲載されている。氏が語った主題は「近代日韓関係史における法と暴力」というもの

  • 『朱子伝』 - Arisanのノート

    年末から正月にかけて読んで、あまりの面白さにびっくりした。 朱子伝 (平凡社ライブラリー) 作者: 三浦國雄出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/08/10メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 27回この商品を含むブログ (4件) を見る 大思想家とされる朱子だが、このでは、気が短く直情径行で寛容さに欠けていたり、言行不一致であったり、またそうかと思うと心を許した弟子には見っともないほどに愛着や弱音を吐露してしまうなどといった、矛盾と欠点に満ちた「人間朱子」の姿、そうした性格上の欠点をよく自覚していながら、それを十分に克服することも出来ないまま死んでいった一人の男の姿が浮き彫りにされている。 著者の深い敬意と愛情を込めて描き出された、生身の朱子像と呼ぶべきものである。 朱子の性格について、彼をよく知る人は、たとえば次のように諌めていたという。 友人であり、思想上の好き

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  • 南京事件と軍事のコスト - 過ぎ去ろうとしない過去

    ■南京大虐殺における殺戮の簡略な分類 http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20110103/p1 ■新たな「解釈否定論」?(補足;解釈否定派の「倒錯」について) http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20110105/p1 一連の議論を読んで、奇しくもちょうど一年前に書いた次のような記事を思い出しました。 ■軍事のコスト http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20100105/p1 ここで簡単に論じたのは、倫理的価値を軍事的合理性よりも優位におくことによって「軍事のコスト」を上昇させ、戦争の発生を抑止することが可能なはずである、ということです。そのような価値の序列をわれわれが共有していくためには、未来に起こりううる戦争だけでなく、過去に起こった戦争についても、その視点においてまなざされるべきなのです。 亜門さんや青狐さ

    南京事件と軍事のコスト - 過ぎ去ろうとしない過去
    quagma
    quagma 2011/01/06
    "日本軍が侵略者であったという事実は重い""その事実の前では、たとえどのような軍事的必然性があったとしても…日本軍による非人道的な行為については、道義的責任があることをはっきりと認識すべき"