トレーラーに載せられて車両基地に向かう地下鉄東西線の車両=29日午前3時10分ごろ、仙台市宮城野区福室 仙台市は29日未明、2015年開業の地下鉄東西線で使用する車両の搬入作業を始めた。宮城野区の仙台港に貨物船で輸送された1編成4両を、30日にかけて若林区荒井の市交通局車両基地に運ぶ。車両の仙台入りは初めて。10月18日に市民向け内覧会が開かれる。 午前2時40分ごろ、車両を1両ずつ積んだ大型トレーラー2台が、仙台港付近の倉庫を出発した。先導車に続いて真夜中の県道を低速で走行。銀色を基調とした車両や、伊達政宗のかぶとをイメージして前面に施された三日月の意匠が、街灯に照らされて浮かび上がった。1時間かけて約8.5キロ離れた基地に到着した。 車両1編成は長さ66.5メートル、幅2.5メートル、高さ3.1メートルと、南北線に比べ一回り小さい。10月末から性能試験を行う。 車両は東大阪市のメ