米津玄師が2012年にアルバム『diorama』でデビューしたときから彼のライブを待ち望んでいた。「踊れる」「歌える」「泣ける」、どの要素も完璧な作品だった。ライブで体感してみたいと強く思った。しかし、リリース当時のナタリーのインタビューで「ライブは、今現在やる気はない」と発言しており、残念だった。理由はバンドメンバーもおらず、『diorama』はライブを前提に作った作品ではないからということだった。納得もできるが、勿体ないとしか思わなかった。しかし、「いつかはやらなきゃいけないんだろうなと思ってます」という発言もあり、かすかに期待しながら2年が過ぎた。 そして今年6月、バンドレコーディングで制作された2ndアルバム『YANKEE』のリリース直後、ついに初のライブが東京で開催された。嬉しかったし、これをきっかけにきっとツアーもいつかはしてくれるだろうと思っていた。 それからわずか半年で、東