緒形拳さん死去 71歳 銀幕・TV・舞台…幅広く活躍2008年10月7日10時3分印刷ソーシャルブックマーク 緒形拳さん 映画「楢山節考」「復讐(ふくしゅう)するは我にあり」をはじめ、テレビ、舞台で活躍、ヒーローから極悪人まで幅広い演技をみせた俳優の緒形拳(おがた・けん、本名緒形明伸〈あきのぶ〉)さんが5日、死去した。関係者によると、病死だという。71歳だった。葬儀は親族のみで行う。 東京生まれ。58年に辰巳柳太郎にあこがれて新国劇に入り、60年に舞台「遠い一つの道」の主役に抜擢(ばってき)され、その映画化で銀幕デビューも果たした。65年、NHK大河ドラマ「太閤記」の主役・豊臣秀吉を演じる一方、テレビドラマ「必殺仕掛人」(72年)では暗殺者の梅安を演じ、すごみのある演技で人気を集めた。 映画「鬼畜」(78年)、カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた今村昌平監督「楢山節考」(83年)、「火宅の人