「台北故宮博物院 神品至宝」展(朝日新聞社など主催)が24日開幕するのに先立ち、東京・上野の東京国立博物館で23日午後、開会式があった。 主催者を代表し、東京国立博物館の銭谷真美館長が「厳選された門外不出の名品を紹介できるのは深い喜び。中華文明のすばらしさを堪能してもらいたい」とあいさつ。来日した台北故宮博物院の馮明珠院長は「いかに日本のみなさんに感動してもらうか選ぶのは大変だったが、ひとつひとつが神品至宝だ。文化交流の促進にもつながる」と語った。テープカットのあと内覧会があった。 台北故宮は中華文明の粋を集めた世界有数の博物館。人気が高い「翠玉(すいぎょく)白菜」(7月7日まで)をはじめ書画や工芸品などえりすぐりの逸品186件が並ぶ。9月15日までの東京展終了後、一部展示替えをして九州国立博物館(福岡県)に巡回する。(編集委員・中村俊介) ◇ 東京国立博物館の銭谷真美館長は23日