東京方に24人の女性落語家 女性の落語家は増えている。 かつて東京方には、三遊亭歌る多と古今亭菊千代の二人だけだったのだが、それぞれが真打に昇進して弟子を持ち、そこそこ増えている。二ツ目の会でよく見かける。 でも、いま数えたら、私の知る限り東京方ではまだ24人ほどしかいない(前座という、半人前の落語家は入れてない)。たしかに増えてはいるのだが、うーん。そんなものか。 2018年末に放送されていたNHKのドラマ『昭和元禄落語心中』でも女性落語家が出ていた。 主要な登場人物の一人、成海璃子が演じる小夏が、最後は女性の落語家になっていた。一話から「姐さん、落語やんなよ」と勧めていた与太郎(竜星涼)の言葉を入れて、女流の落語家になったようだ。 第一話では、入門したての与太郎に稽古をつけているシーンがあった。落語家の子として生まれ、落語家の家で育った彼女はずっと落語漬けであり、落語をよく知っていたの