天の川星系のダム貯星率低下によって今後渇星が深刻になる恐れがあるとして、7日、天の川渇星対策本部が設置された。慢性的な星不足が続いていることから、今後の状況によっては取星制限を強める可能性もあり、対策本部では広く節星を呼びかける。 対策本部の設置は384年ぶり。天の川星系では長年安定した星の供給が続いていたが、2018年に「数百年に一度レベル」の増星を記録。大規模な洪星被害が発生したことから、対策として星系8カ所にダムを建設した。 しかし今年は一転、「数百年に一度レベル」の少星で星量が減少。取星制限とダム開放で対応してきたが、貯星率と星位の低下に歯止めがかからなかったため、天の川渇星対策本部の設置が決まった。 対策本部の天帝本部長は「このまま渇星が続くと、夜空の光量低下など市民生活に大きな支障が出る恐れがある。今後流星を減らすなど、取星制限を強める可能性もある」と話す。 天の川の下流に住む