応神天皇陵(全長425メートル)など大王クラスの巨大古墳が集中する古市古墳群内にある大阪府藤井寺市の前方後円墳、津堂城山古墳(全長208メートル、4世紀後半)で、墳丘を覆っていた大量の葺(ふ)き石が見つかり、市教育委員会が1日、発表した。現在は木が生い茂る墳丘も、築造当初は「石のモニュメント」を思わせる壮観な姿だったことが分かった。 墳丘北東側を発掘したところ、墳丘斜面から、にぎりこぶし大の葺き石が当時の状態で大量に出土。墳丘中段の平坦(へいたん)面にも、数センチ大の石が敷かれているのが確認された。平坦面に石が敷かれた古墳は全国的に珍しく、津堂城山古墳では墳丘全面に石が敷かれていた可能性が高まった。 墳丘頂上部近くでは、数センチ大の白い瑪瑙(めのう)の石も多数出土。頂上部に築かれた被葬者を納める石室を神聖にみせるため、敷き詰められたという。市教委は「大王クラスの被葬者にふさわしいよう、大量
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