プレゼン(パワーポイント等)の画面を見ると、いつも思うのは字が小さい事。これはプレゼン制作者の慣れの問題でもないようだし、日本だけの問題でもないようだ。小さいのは非常識だとは思うが、殆どのプレゼンが非常識なのだから、それが常識なのかもしれない。 同様の事は、企画展の展示パネルの文字サイズにも言える。(1)パネルの前に直接立てる場合は何でもいいとも言えるが、(2)展示室の作り付けのガラスケースの奥の壁面に掲げるパネルが、(1)と同じフォントサイズであるのは、理屈としておかしい。しかし世の中、そんな事は気にも留めない学芸員ばかりのようだ。もっとも、(1)の場合でも、文字が小さいとか、1行の文字数が多すぎる場合がある。照明の明るさも、読みやすさに大きく関わる。キャプションが資料保護の都合で照度が低い場所におかれることがあるが、展示ケースの中で観覧者からやや遠い事も考慮してフォントサイズを考えるべ