映画『トレインスポッティング』で使用されていることで有名な"Perfect Day"ですが、こうやって訳してみると、曲調とは裏腹に悲惨な終わり方をしてますね……もっとも、曲調自体もどこか郷愁をさそうような物悲しいものなのですが。前置きはこれぐらいにして、歌詞を見ていきましょう。 まず1,2ヴァースは穏やかな日曜の午後を描写したような表現が続いていきます。公園でサングリア(赤ワインを薄めて甘くしたもの)飲んで、動物園にいって、映画を見て、暗くなったら家に帰って……極めて健全なカップルあるいは家族の姿です。ここでの人称は"we"だけなので、詳しい関係は不明です。そしてサビの第3ヴァースでは「君」がいるおかげで生きていけるんだ、と繰り返し強調されています。 さて、具体的な表現が使われた1,2ヴァースとは異なり、4,5ヴァースは抽象的な表現が用いられています。そして、内容も幸せな姿から徐々に翳りが