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腎臓の働きが低下していくと、血液中の老廃物や不要物のろ過・排泄が十分にできなくなってしまい、様々な症状を引き起こします。 また、体の中に老廃物が蓄積した状態では、免疫機能が低下し、体を守る防御力の低下が起こります。そのため、健康な人と比べて風邪などの病気にかかるリスクが高まります。 風邪をひくと、下痢や嘔吐の症状が出現する場合も珍しくありません。腎臓の働きが低下していると、下痢・嘔吐による脱水が原因で急速に腎機能を悪化させる危険があります。 下痢や嘔吐などの症状がある時は、十分な水分補給と栄養摂取を心がけるとともに、早めに医療機関を受診してください。 このように、風邪などの感染症は、腎臓を悪くさせる原因となりますので、うがい、手洗いを欠かさず風邪の予防に取り組みましょう。 また、風邪の症状緩和に用いられる解熱薬の中には、腎臓の働きを悪化させる恐れのあるお薬があります。腎臓の働きが低下してい
血液は酸素や栄養素を全身に運ぶとともに、老廃物や毒素も受け取って循環しています。 全身をめぐって汚れた血液は、やがて腎臓を通ります。腎臓では、血液から老廃物や毒素をろ過して取り除き、きれいに浄化します。また、余分な水分なども一緒に取り除きます。 腎臓で取り除かれた老廃物や毒素、余分な水分などは、尿として体外に排泄されます。 腎臓が一日にろ過する血液の量は150Lといわれており、大型のドラム缶1本分に相当します。 尿を作ることは、腎臓の主要な仕事の一つです。 この機能が低下すると、体中に老廃物や毒素が蓄積してしまうことになります。 腎臓で尿を作っているのは、「ネフロン」という構造です。ネフロンは腎臓の最小単位の構造物であり、腎臓1個に約100万個あります。 ネフロンは毛細血管が詰まった「糸球体」と呼ばれる組織から始まります。糸球体はボーマン嚢(のう)という袋に包まれています。 糸球体に血液が
腎臓は血液の酸度を一定に保つ役割ももっています。 人の体は約60%が水分で、健康な状態では、その体液はpH(※1)7.4程度の中性に近い弱アルカリ性に保たれています。 一方で、体の中では、糖質、蛋白質、脂質など栄養素の代謝に伴ない、1日あたり20,000mEq(※2)の酸がつくられますが、余分な酸は、腎臓の働きにより尿として体の外に排泄したり、肺から二酸化炭素として排出しています(図)。 さらに残った酸は、腎臓で調節される重炭酸イオン(※3)と呼ばれる物質によって吸収され、炭酸になることでアルカリ性に働き、体内の酸度を下げます。 ところが、腎臓の働きが悪くなると、酸の排泄がうまくいかなくなり、体内は「アシドーシス」と呼ばれる酸性に傾いた状態に陥ってしまいます。 体が酸性に傾くと、免疫力が低下して、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。 また、疲労感や脱力感などといった症状を感じること
食生活ではまず、塩分の摂り過ぎに注意しましょう。 腎臓は食事として摂取した塩分を尿として排泄するという働きをしています。そのため、塩分を摂り過ぎると、過剰排泄となり、腎臓に大きな負担がかかります。 腎臓の働きを守るにあたって、「減塩」はとても大切です。 現在、日本人の塩分摂取量は1日平均10.1g(※1)といわれていますが、厚生労働省は生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底を図るため、平成27年から1日の食塩摂取の目安を男性は8g未満、女性は7g未満と定めました。ちなみに血圧の高い人の目標は6g未満です。 最近では、食品のパッケージに栄養成分表示が義務付けられていますが、「塩分」とは「食塩相当量」のことを指します。「食塩相当量」が表示されていない場合でも、「ナトリウム量」から右記の計算式で簡単に算出することができます(表)。 ※1 令和元年 国民健康・栄養調査 腎臓は食事として摂取した「た
ADPKD.JPサイト総監修 PKD腎臓内科クリニック 院長 望月俊雄(もちづき としお)先生 プロフィール 順天堂大学医学部 練馬病院 泌尿器外科学 教授 武藤 智(むとう さとる)先生 プロフィール ADPKDを知ろう ADPKDは常染色体優性多発性嚢胞腎と呼ばれる遺伝性の病気。ここではADPKD/多発性嚢胞腎の基本情報や、症状、生活上の注意点などをご案内します。 ADPKD/多発性嚢胞腎に関係する用語を解説しています。 ADPKD/多発性嚢胞腎とともに暮らしていくための生活の工夫をご紹介します。 ADPKD/多発性嚢胞腎の治療に取り組む専門家からのメッセージをお届けします。 ADPKD/多発性嚢胞腎と診断された実際の患者さんやご家族が、どのように病気と向き合っているかをご紹介します ADPKD/多発性嚢胞腎は遺伝性の病気です。遺伝のことについて専門家と相談できる「遺伝カウンセリング」
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