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パリ五輪
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日本工業新聞社 1999/3/27 部分読み A4 ハードカバー E(奇書・怪著) \1714 *****図書館 2003/7/8 キワモノめいた本に手を出してみた。一部の人達にとって、原発はファシズムと並んで悪の象徴であり、大半の原発書籍が「原発反対」の立場を取る中、こうした言説はなかなか聞く機会がない。タイトルから見てどうも、政治的バイアスを強力に感じる。なんというか、もうちょっとソフトな「両論併記の上やっぱり原発あったほうがいいよね」的方向性を目指した方が、たとえそれが偽りであれ、説得力は増すように思うのだが。 タイトルを見て分かるとおり、原発を誘致すれば税収が潤って地方が活性化する、というのがメインテーマ。「安全性は至上命令」ということであまり触れられていない。あくまでカネがテーマである。目の付け所はありきたりではあるが、悪いものではない。数十年後に起こる(かもしれない)カタストロ
青土社 1988 通読 A5 ハードカバー A+ 4950円 A区立図書館 04/7/15-8/20 マクシム・デュ・カンとは、フローベールの友人として知られる二流三流の文学者である。私がその名前を知ったのが、ボードレール『悪の華』の訳注だった。そこに、こうある。「マクシム・デュ・カンは巴里に生まれ、バーデンに死んだ文学者であり旅行家であり、「巴里評論」「両世界評論」「デパ新聞」等に寄稿した詩人で小説家で文芸批評家で社会学者で歴史かで進歩主義雑文家である」 一体彼は何ものなのか、興味をそそられた。そこに、マクシム・デュ・カンに関する殆ど唯一のまとまった書物がこれである。800頁にわたる大著である。重さはゆうに一キロを超え、読んでいると目より先に腕が疲れる有様である。 蓮實重彦という人はもっと面白くない文章を書く人かと思っていたが、これは面白い。章ごとに独立した形式をとっているので、大著では
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