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買ってよかったもの
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ここ数年、気に入っていて、「言語文化」に関する授業の初回で紹介しているフレーズがあります。まずはこんな断章から読んでもらいます。 「愛する者と一緒にいて、他のことを考える。そうすると、一番よい考えが浮かぶ。仕事に必要な着想が一番よく得られる。」 教室を見渡すと、不思議そうな顔をしている人も多いようです。何だか変なことを言っている、と思っているのでしょうか。好きな人と一緒にいて、その人のことを考えないなんて、ましてや「仕事」のことを考えるなんて、冷たい、失礼だ、きっと愛が足りないのだ、と。そう思う人もいるかもしれません。けれども、私はこの断章に初めて触れたとき、そういうふうには感じませんでした。むしろ、そこに何かえもいわれぬ心地よい空間が描き出されているようで、そこに浸ってみたいと感じたのです。共感してくれる人も、ちらほらいるようです。 なぜ、“恋人といるときの上の空”が「言語文化」の授業に
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