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災害への備え
chem.sci.utsunomiya-u.ac.jp
0. はじめに 化学の授業で、「ダイヤモンドは、炭素原子だけからできていて、燃やすと全部二酸化炭素になる」という話をすることがある。これを、講議だけではなく実際にやって見せられないか、それもできるだけ簡易に。これが本稿の主なテーマである。 まず、直径1,2ミリ程度の原石を入手した。ガストーチで、強熱後すぐに酸素ガスを吹きかけることを、何回か試みた。しかし、何の変化もおこらない。これらの経験をふまえて、今回は、ダイヤモンドを燃焼させようとした動機、パソコン通信やインターネットの理科教育MLを通しての情報交換、ダイヤモンド燃焼実験、さらに簡易化への試みについて、報告したい。 1. 研究の動機 盛口襄さんが提案した中学校・高校の理科室で行えるレベルの「気相法」1)で、中学校3年生有志とダイヤモンドの合成にとりくんでから、ダイヤモンドに対する興味が強くなった。私も編集・執筆に参加している教科書2)
1. 元素周期表が見たい 日本語の周期表も若干あります (工学院大学、伊藤由紀子氏など)。しかしアメリカのものはなかなか独創性があって一見の価値があります。たとえば Comic Book Periodic Table はメタルマンのアメリカン・コミックがでてきます。The Periodic Table of Poetry は各元素について詩がのっていますが、残念ながらまだ欠番があります。The Pictorial Periodic Table は元素毎に写真がのっているほか、物性で検索できます。ロス・アラモス国立研究所の周期表や WebElements には詳しい情報がのっています。 2. 化合物の構造を知りたい インターネットでは簡単に主な化合物の構造を見ることができます。ChemFinder で化合物名や分子式で検索すると、名称と、平面構
「化学教育ジャーナル (CEJ)」第7巻第1号(通巻12号)発行2003年 9月20日/採録番号7-9/受理2003年 8月 5日 URL = http://www.juen.ac.jp/scien/cssj/cejrnl.html 柿原聖治(岡山大学 教育学部) kakihara@cc.okayama-u.ac.jp 1. はじめに 液体窒素を使った実験は、科学の祭典や文化祭などの出し物として最も人気があり、広く行われている。花を凍らせたり、軟式テニスボールを凍らせ床に落とすというような定番のものばかりではなく、意外で特異な遊びをいくつか考えた。それを、これから示していく。 2. 遊びの例 2.1 ガラス管 液体窒素の入った容器に、ガラス管(1m以上)の先を入れ、立てる。こんなに長いのに、液体窒素がガラス管の先からすぐに飛び出てくる。飛ぶ高さが非常に高く、白い飛跡を見ることができる
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