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パリ五輪
cns.neuroinf.jp
昆虫は節足動物門の六脚類に属し、甲殻類から分岐したと考えられる。陸上の環境に適応し、翅の獲得などにより生息環境を広げ、多様な種が分化した。現在約100万種が記載されており、確認されている全生物種の半数、全動物種の2/3以上を占める。動物は外界の情報を受容し、時に情報を記憶し、状況を判断し、筋肉などの効果器を制御する情報処理装置として脳神経系を発達させてきた。神経系の進化は腔腸動物の散在神経系から、前口動物では左右相称動物の扁形動物において神経節の形成が起こり、冠輪動物における軟体動物頭足類の複雑な脳や脱皮動物における節足動物昆虫類の微小脳1が出現した。一方後口動物では、尾索類の神経管の出現から脊椎動物における管状神経系の形成が起こり、哺乳類の発達した巨大脳に行きつく(「神経系の起源と進化」)。本稿では昆虫の脳神経系の構造と機能について概説する2,3。脳の領域名は文献2,3,4に従った。 昆
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