バルバス・バウってこんなヤツです。まさに(半)球状でしょ。ほとんどの場合、水面下にあって通常我々が目にすることはありませんが。 ですから、これは別にかっこ良くするためについてる訳ではないんですね。かと言ってラム(衝角)の代わりでもありません。 船が水面を進む時にできる波を小さくするための大発明なのであります。 大きな航跡を曳いて進む船は格好ええモノですが、実はあの波を作るにはエネルギーを消費しちゃっています。 「造波抵抗(船が進むとき波をおこすことによって受ける抵抗)」と言ってフネが進む上で3つある(造波・粘性圧力・粘性摩擦)抵抗の一つなんです。 造波抵抗を防ぐのは実に簡単でありまして、潜ってしまえばOKなんです。 浅すぎると水面に波ができちゃって効果が出ませんので、深く潜る必要はありますが、ともかく深く潜れば造波抵抗はゼロ。 でも、なかなか船を潜らせるのは大変です。 大きな軍艦になると、