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パリ五輪
hisashi-wakisaka.com
人気blogランキング 大変長らくお待たせをいたしました。 前エントリに頂いたコメントを見ると、皆さん関心がおありなのだということがわかりました。 「皿に残ったソースをパンにつけて食べる〈=Saucer〉のはマナー違反か?」 コレ、調べるのにかなり骨が折れました。 いろいろな意見があります。現代のフランスでもしばしば議論になっている(すなわち賛否両論がある)ようです。 これはその歴史から調べなければうかつにはお答えできません。 今日はちょっと難しいお話になりそうですがお付き合いください。 以下、時系列的にザックリとおさらいしてみます。 ルネサンス期にはあのダ・ヴィンチが食卓での「べからず集」を書き残している。いわく「隣のご婦人のスカートで手を拭くな」(1 「テーブルで痰を吐くな」など驚くべきものが多い。 本格的な「テーブルマナー」のもっとも古い指南書は1530年、オランダのエラスムスが出版
日本の伝統文化を学ぶ外国人は私たち日本人より日本人らしい面があるというのはよく目にすることです。それは自分の素養にない異国の文化を身につけるためには並々ならぬ努力が必要であること、ストイックなまでの求道精神の賜物でありましょう。 グローバリズムは食の世界で特に顕著です。ヌーヴェル・キュイジーヌは日本料理の影響を受けたことはよく知られたことであります。フランスで昆布や醤油といった日本的な食材を使うフランス人シェフは珍しくありませんし、一方でフォワグラを出す日本の日本料理店もまた然りです。けれど、日本でフランス料理を作る我々もがそれに倣うことを私たちは良しとしません。 フランス、特にリヨン地方の料理の伝統をありのままに伝えたい。否、フランスよりフランス的であることを目指すのは私たちのraison d’êtreです。
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